ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。

【番外編】骨格診断とパーソナルカラー診断なるものを受けてみた。

日本に帰国してから「ドイツは良かったな」と思うことの一つが、ファッションについての考え方の違い。

 

もちろん職種や街によっても違うとは思うのですが、ドイツ人はファッションには全然うるさくありません。

 

美しさより機能性を。流行りよりも丈夫さを。そして女らしさよりも着回しのしやすさを重視している人が多く、ドイツのオフィスカジュアルはかなりカジュアル寄りだしだし、10代から40代くらいの人はひたすら黒、グレーの服を着ている印象でした。

 

ドイツでの私の職場でも、さすがにTシャツジーンズではないけれど、そのまま帰宅したら公園で子供と走り回れるくらいのカジュアルファッションの人がほとんど。

 

そんなわけで1年間、てきとーーーーな格好をして暮らしていた私。

 

帰国したら仕事で何を着ていいんだかさっぱりわからなくなっていました。

 

しかも、アラフォーの1年間の成長(老化)スピードは思いのほか速かったよう。ドイツに行く前は普通に仕事に着ていっていた服がことごとく似合わない。

 

私の職場は服装はわりと自由でスーツを着ることはほとんどありません。だからこそ、本当に着る物がわからない。

 

こうなったら自分にどんなファッションが似合うのか、どんな色の服が似合うのか、ここはプロに教えてもらおう!ということで、「骨格診断」と「パーソナルカラー診断」なるものを受けてみました。スケジュールの関係で、別の日に別のサロンで。どちらもそれぞれ約1時間の所要時間でした。

 

それぞれの診断についてはご存知の方も多いと思うので詳しいことは書きませんが、簡単に言うと、骨格診断は個人の骨格、筋肉のつき方、脂肪のつき方から「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の4タイプに分類するという診断。

 

ストレートは腰が高くてメリハリボディでスーツが似合う米倉涼子タイプ。ウェーブは華奢でふんわりしていて合コンファッションが似合うフェミニンなタイプ。ナチュラルは骨太で鎖骨や関節が目立つ萬田久子タイプ。この診断で、どんなスタイルや素材の服や靴、アクセサリーが似合うのかということがわかります。最近雑誌や通販サイトでもよく特集されていますね。

 

一方、パーソナルカラー診断は、個人の肌の色、髪の色、瞳の色、皮膚の厚さなどから「スプリング」「サマー」「オータム」「ウィンター」の4タイプの色の系統グループの中で似合う色を診断するというもの。いろんな色のドレープをあてながら、顔色がよく見える色を探して行くというものです。

 

結論から言うと、客観的に自分の体や肌を見てもらうのというのは興味深い経験だったものの、私の場合、診断前より診断後の今の方が混乱している感じ。

 

その原因の一つは、骨格診断とパーソナルカラー診断を別の場所で受けたことだと思います。

 

まず骨格診断を受けに行ったのですが、そこで私は「ナチュラルタイプ」だと診断されました。

 

骨格ナチュラルな人は、ざっくりした素材でゆったりしたシルエットの服、透けない天然石(ターコイズなど)、大ぶりのアクセサリーが似合い、柄物は人工的で直線の柄(幾何学模様やボーダー)よりも曲線的で自然なボタニカル柄やペイズリー柄が似合うのだそう。モデルコーデはカーキのロングスカートに、リネンの白いシャツ、フリンジのついたスエードのバッグに木製のでかいバングル、といったもの。確かに「ナチュラル」って感じです。メイクも薄めで色を使わない方が似合うらしい。

 

なるほど。確かにリネンシャツとかドルマンスリーブの服はしっくりくるし、アクセサリーは大きい方が似合う気がする。そうか、私はナチュラルなのね、と思って骨格診断のサロンを後にした1週間後のカラー診断で、私は「ウィンター」だという診断を受けました。

 

ウィンターって、「ナチュラル」ファッションには程遠い、どピンクとか真っ青とかが似合う色として挙げられているんです。私のベストカラーなる色も、まさかのほぼショッキングピンク!確かにびっくりするほど顔色は良く見えたけども!!

 

そこで私が言われたことは、私のタイプはシルバーやプラチナなどのキラキラしたアクセサリーやシャープでコントラスト強めの色の組み合わせが似合い、シャープで大きめのはっきりした柄が似合うということ。メイクに関しては、眉毛は濃く描き、チェリーレッドの口紅なんかで色を足すと良いそう。

 

要するに、骨格診断で言われたことと、パーソナルカラー診断で言われたことがほぼ逆!!

 

骨格ナチュラル✖️ウィンターもあり得ない組み合わせではないはずだと思うので、同じサロンで診断してもらったなら、この相反するタイプでどう折り合いをつければいいのか教えてもらえたのかもしれません。私は別々のサロンでの診断だったので、どうすればいいのかさっぱりです。

 

これからこの二つの診断を受けようと考えてる方は、両方の診断ができるサロンやアナリストを探すことをお勧めします。

 

ファッションにこだわる日本では、骨格診断もカラー診断も割とあちこちでやっていますが、ドイツにも骨格診断やカラー診断ってあるのでしょうか?倹約家が多い国でもあるし、こんなことにお金をかけるなんて!と考える人も多そう。

 

そんなこんなで、私のファッションの迷走も、まだしばらく続きそうです。

 

ドイツの週末、日本の週末

日本に帰国して3ヶ月。ドイツに住んでいたことなんて私も周りも忘れてしまうくらい、もうすっかり日本の生活にどっぷり浸かっています。

 

それでもふとドイツにいたときのことを思い出してしまうことがあります。週末には特に。

 

これは業種や職場によっても違うと思うのですが、私の職場では、土日は休みなようで休みではありません。特に土曜日は仕事で出なければならないことがしょっちゅうあるし(代休なんてものはない)、仕事のメールもがんがん届きます。そして週末中にその返事をすることが期待されているので、土日もメールチェックは必須。

 

ドイツから帰国してすぐの頃、一番逆カルチャーショックを感じたのがこの週末の意識の違いでした。

 

もちろんドイツでもサービス業で土日も働いている人もいるわけですが、それ以外の場合、週末はプライベートな時間であり、ドイツ人はそれはそれは真面目にプライベートな時間を死守します。仕事のメールも電話もチェックしないし、そもそも誰も土日には連絡してきません。なんなら金曜日の午後はもう既に週末扱いなので、金曜日の午後3時を過ぎたら、もう仕事のメールは来ないな、と思っていたくらい。

 

週末が本当の意味で「休み」の国で1年間過ごしてしまうと、土曜日に仕事をしながら「なんだかなぁ」と思うことも。

 

3ヶ月経ってもうさすがに「私の週末」に慣れたけれど、それが良いことなのかどうかはわからなかったりもします。

 

 

 

【番外編】スーパーで買えるおすすめのチェコ土産

出張でプラハに行ってきました。

プラハはドイツに住んでいたときから行ってみたかった街。

 

仕事なのであんまり観光はできなかったのですが、チェコビールはしっかり堪能してきました。ドイツビールも美味しいけれど、チェコビールも美味しい。しかも安い!レストランで飲んでも500mlで150円くらいなのです。なんて酒飲みに優しい街!

 

今回お土産はスーパーで調達したのですが、紙ものが好きな私がイチオシなのがこれ↓

 

f:id:doitsunotobira:20180604230209j:image

めちゃくちゃシュールな絵柄の塗り絵。凧の絵は怖すぎるし、花瓶の花は萎れてるし。

子供用の塗り絵ですが、私が子供なら多分泣きます。チェコの子供にはこれが普通なの…?!

 

f:id:doitsunotobira:20180604230406j:image

猫の塗り絵は可愛いけれど、まさかの猫は色を塗らないパターン。

 

f:id:doitsunotobira:20180604230537j:image

これは領収書。お買い物メモにできそうだと思って買ってきました。英語や見慣れたヨーロッパ言語ではないのにときめきます。

 

定番のお土産も買ってきました↓

f:id:doitsunotobira:20180604230845j:image

ゴーフルっぽいこのお菓子はチェコ名物みたい。箱入りのものや小さいパックのものが多かったですが、缶入りが可愛いし、スーツケースに入れても割れなさそうだったのでこちらに。

 

f:id:doitsunotobira:20180604231037j:image f:id:doitsunotobira:20180604231049j:image

おきまりのチョコも。

意外とチェコのスーパーにはドイツやベルギー、ノルウェー産のチョコが多いようですが、このブランドはチェコのメーカーみたいです。

 

f:id:doitsunotobira:20180604231234j:image

これは空港で小銭を使い切るために買った自分用のチョコと、チェコのハーブリキュール。リキュールは結構独特の味らしいですが、癖になる人も多いとか。ドイツのイェーガーマイスターっぽいのかも。チョコはカカオの香りが濃厚でなかなか美味しかったです。

 

ちなみに、チェコは菓子パンは美味しいのにカフェのケーキがイマイチ美味しくなかったのが不思議でした。甘さ控えめ、というか味が控えめ。うーん、ドイツのガツンと甘いケーキに慣れてしまったからでしょうか??でもやはりヨーロッパ。コーヒーはどこで飲んでも美味しかったです。

 

またビール飲みに行きたいな!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツの大人の恋愛事情

ドイツから帰国して2ヶ月が経ち、せっかく勉強したドイツ語をすっかり忘れつつあります。人間の忘れる能力ってすごい。

 

帰国前、ドイツ語を勉強するモチベーションが下がりまくっていたころ、もう教科書を読む気にならなかった私が唯一楽しみながら辞書を引き引き読んでいたものがあります。

 

それは地元新聞の「恋人募集広告欄」。

 

これだけSNSが普及してるなかで未だに新聞の恋人募集広告があること自体衝撃なのですが(しかも広告主の電話番号も公開されています)、この内容が異文化でなかなか面白いのです。

 

まず、新聞という媒体なだけあって、年齢層は高め。というか、かなり高め。70代後半の人も少なくありません。離婚した人や、旦那さんや奥さんに先立たれた人が多いみたい。短い広告の中に、「日に日に孤独が辛くなってきました」「もう一度誰かと二人、水入らずで過ごす時間を求めています」などと書かれていて、ちょっと切ない気持ちになることも。

 

とはいえ、年齢にとらわれずこれから一緒にすごせるパートナーを探そう!と思えるそのガッツが素晴らしい。街で見かける手を繋いで歩いている高齢のカップルのなかにも、わりと最近付き合いだした人たちもいるのかも。

 

また、広告を出している人たちの自己評価が清々しいほどに高いのも外国っぽい。「絵のように美しい女性です」とか「私はとても愛情深い」とか、それ自分で言っちゃう?!というような内容が綴られています。

 

とはいえ、恋人募集広告は人物を描写する形容詞の宝庫なので、ドイツ語の勉強にはもってこい。ちなみに、「treu 誠実な」「ehrlich 正直な」「fürsorglich 思いやりのある」はドイツの恋人募集広告における3大頻出単語。

 

ドイツ語を勉強しながらドイツの大人の恋愛事情を垣間見ることができるので、かなりおすすめの教材です。

 

 

ドイツから帰国して見えてくる日本のいいとこ、悪いとこ

ドイツから帰国して約2ヶ月が経ちました。

ドイツにはたった1年しか滞在していなかったので、帰国しても「逆カルチャーショック」はそんなに感じないのではと思っていたのだけれど、それなりにショックはあるものでした。

 

「ドイツだったら〇〇なのに、なんで日本では…」と思うこともあれば、「やっぱり日本は素晴らしい!」と思うことも。

 

今回は、「日本ってやっぱり素晴らしい!」と思ったことのリストを。

 

1. 日曜日に買い物に行ける

 

ドイツは基本的にスーパーもデパートも日曜日はお休み。日曜の午前中なんて、街はがらーんとしています。「あ!あれを買い忘れた!」と思っても、「月曜日の朝にあれがいるんだった!」と思っても、お店は開いていないのです。日本では日曜日にスーパーに行ったり、買い物に出かけたりできるので、「今日は何も買えない」という状況にならない安心感があります。

 

2. 日曜日や夜遅くにも宅配便や郵便を届けてもらえるし、配達時間指定ができる

 

これが一番「日本すごい!!」と帰国して思ったこと。ネットで買い物をしたら配達日どころか時間まで指定できる。そしてその時間通りに配達してもらえるなんて、なんてありがたい!ドイツだと、1日荷物を待ち構えていたのに結局来なかった…と思ったらポストに不在通知が入ってる(要するにドアベルすら鳴らしていない)なんてことはざらにありました。もちろん日曜は配達はありません。

 

3. 列に並ぶのが上手い

 

電車に乗り込む際に、割り込まれることがほぼない日本。駅のホームにできる列は美しいほど。ドイツはもう、ぐっちゃぐちゃです。まぁ、乗車口がどこにくるかわからない(ドアの位置の表示がホームにはないし、電車の停車位置も結構適当)ので、列が作れないというのはあります。それでも自分の周りで誰が先にそこに立っていたかはわかるもの。日本人だったらそのへんを考慮して譲り合いそうなものですが、ドイツ人はそんなことお構いなしです。

 

 

4. 店員さんの愛想がいい

 

スーパーでもコンビニでもデパートでも八百屋さんでも、みんな笑顔だ!!と軽くショックでした。高級レストランやホテル、観光地は違うのでしょうけれど、基本的にドイツ人の店員さんは無愛想。「私が対応してやってる」とでも言わんばかりの態度です。

 

5. 低価格のものでも品質が良い

 

ドイツに行く前は、100均は質が悪いものと思っていたのですが、帰国して100均に行ったときにはその品質の高さにびっくり。ドイツの100均(1ユーロショップ)なんて、「これ…ゴミ?」みたいなものが並んでいます。

 

ファストファッションにしてもそう。ドイツで9ユーロくらいで買ったTシャツは、1回洗濯したらビロンビロンに伸びました。ユニクロで1000円のTシャツならそうはならないはず。縫い目もまっすぐだし!

 

6. ご飯が美味しいし、種類が豊富

 

ドイツの食事は好きだし、全く不満はなかったのですが、それでもやっぱり日本のご飯は美味しい。そして1軒のお店で食べられるメニューの豊富さといったら!居酒屋で単品をいろいろ頼めるというスタイルはいいなぁと思います。ドイツだとお皿に肉やソーセージがどーーーーん!ザワークラウトもどーーーーん!という感じなので。

 

 

7. 日本語が通じる

 

当たり前なんですが、いちばんほっとするのはこれ。駅のアナウンスも聞き取れるし、マンションの貼り紙もGoogle翻訳を立ち上げなくても読める。ニュースも聞き流しても内容がわかる。「言葉がわからなくてご迷惑をお掛けします」という申し訳ない気持ちを常に携帯しなくて良いというのは、すごく楽なものです。

 

 

と、日本って素晴らしい!と思ったことをリストしましたが、これって日本の悪いところでもあったりするよなとも思うのです。それはまた次回。

 

 

 

 

真面目なドイツ人が仮装をするとどうなるのか

日本で仮装といえばハロウィンですが、ドイツ人が本気で仮装をするのはハロウィンではなくカーニバル。

 

かなり雑な説明ですが、カーニバルとはイースター(復活祭)に向けての断食が始まる前に、美味しいもの食べてはしゃいどこうよ!というカトリックのお祭り。だいたい2月の頭ごろになるようです。

 

ドイツでカーニバルが盛り上がるのはケルンやデュッセルドルフなどがあるラインラントと呼ばれる地域。バイエルン州ミュンヘンなどは盛り上がるみたいですが、私の街はそうでもないみたい。カトリック教徒が多い地域なのですが、だからといって必ずしもカーニバルの仮装やパレードを大々的に行うというわけではないようです。

 

とはいえ、ショッピングモールやスーパーのチラシには、コスチュームの広告が入るようになってきました。

 

衝撃だったのはこちら↓

f:id:doitsunotobira:20180115233403j:image

 

なんかちょっと違う忍者。しかも「健康」って。

 

カラフルなものも多く、大人も子供も仮装を楽しむようです。

f:id:doitsunotobira:20180115233118j:image

デザインのもっさり感がいかにもドイツ。やたらとユニコーンのコスチュームが多いのですが、最近の流行りでしょうか??

 

f:id:doitsunotobira:20180115234214j:image

 ↑マーカーペンの仮装はちょっと可愛い。

 

それにしても、普段あんまりはしゃがないイメージのドイツ人ですが、カーニバルの時期にはかなり羽目を外してはしゃぐそう。ちょっと見てみたい気もします。 

 

ドイツの税関Zollに正月などない

正月早々ドイツの税関から呼び出しのお手紙が届いてしまいました。

 

日本にいる叔母から「和食用の食材とお餅を送ったよ」と連絡があったので、その小包のことであるのはわかっていましたが、呼び出された理由がさっぱりわかりません。

 

税関からの手紙に添付された書類にも、支払いは0ユーロと書いてあるし。

 

とはいえ、税関まで取りに行かなければ小包が受け取れないので、夫に頼んで車を出してもらいました。

 

税関へは1月2日に行ったのですが、窓口には長蛇の列が!恐らくクリスマス前後に届いた小包関連で呼び出された人が多かったと思われます。

 

窓口で書類を渡し、なぜ呼び出されたのか聞いたところ、「小包のなかに薬が入っている」と言われました。

 

小包に貼られた内容物リストを見てみると、確かに「風邪薬」の文字が。窓口の税関職員の立会いのもと箱を開封させられ、叔母が送ってくれたパブロンの箱は没収となりました。

 

ちなみに、「薬はどれ?」と聞かれ、私が箱をガサガサしていたときに、「これか?」と職員さんが怪しんだのは昆布茶の缶。「それはお茶です」と説明したらあっさり受け入れてくれたけれど、パッケージは全部日本語だし、薬の可能性もあるわけで。ドイツの税関は厳しいようで適当だな、とちょっと心配になったりもしました。

 

ともかく、日本からドイツへ小包を送る方、薬は没収されますので送らないように注意ですよ!