【ドイツ旅行の旅支度2】機内持ち込みバッグの中身
前回に引き続き、ドイツ旅行の旅支度について。夏〜秋にヨーロッパ旅行を予定している方の参考になればということで、持っていくものリスト【機内持ち込みバッグ編】です。
前回の記事はこちら↓
機内持ち込みには、ロンシャンのトートバッグを使っています。他の旅行者とかぶりまくりですが、座席下にも入るサイズだし、なんといっても軽さがいい。使わないときは小さく折りたためるし、汚れても雨に濡れても気にならないので旅行にぴったりです。カジュアルな格好でもフェミニンな格好でも、色によってはスーツでもいける強い味方。唯一の欠点はバッグの四隅の痛みが早く、長く使えるバッグではないことでしょうか。
ロンシャンのトートにはたくさんの色がありますが、意外に使えるのが紫系の色。私の場合、旅行の時は黒、ネイビー、グレーなどの着まわしがしやすい色の服を着ることが多いですが、紫系の色はどの色でも違和感なく馴染み、かつ程よく差し色になる気がします。気のせいかもしれませんが、黒や紺のバッグより、色があるバッグの方がひったくりに狙われにくいのではないかとも思ったり。
今回は「ダリア」という赤紫っぽい色にしました。
ロンシャンのトートは仕切りがないので、整理するためにバッグやポーチが必須です。機内持ち込みのときには以下のものを使っています。
● お財布バッグ (主に貴重品)
● ポーチ 1(化粧品)
● ポーチ 2 (マスクなどの小物)
● 透明のファイルケース (保険などの書類)
今使っているお財布バッグがこれ。普段自転車でスーパーに買い物に行くときに使っているのですが、海外旅行には本当に便利です。
貴重品や乾燥した機内で頻繁に使うリップクリームやハンドクリームを入れておき、機内では常に身に着けておけば、トイレに席を立つときにも安心です。また、旅先のホテルで朝食を食べに行くときや、ちょっと近くのスーパーに買い物に行きたいときにも使えます。ショルダーのひもが取り外せるタイプなので、ちょっとドレスアップしてレストランに行くときにはクラッチバッグとして使うこともできます。
【持ち物リスト】
貴重品類
◯ パスポート
◯ チケット
◯ クレジットカード
◯ 現金(ユーロと日本円)
◯ スマホ
◯ 海外旅行保険関係の書類
日本円は小さいお財布に入れておき、保険書類以外はお財布バッグに入れておきます。ユーロは現地のATMで引き出すことがほとんどなので、空港や銀行で事前に両替をすることはあまりありません。ただ、現地に着いてすぐ軽食を買うということもあるので、15〜20ユーロの現金は手元にあるようにしています。
電子機器類
◯ スマホ充電器、ケーブル
◯ 海外対応プラグ
◯ Kindle
◯ ノイズキャンセリングイヤホン
◯ モバイルバッテリー
◯ PC (出張時のみ)
◯ カメラ、レンズ(プライベート時のみ)
長時間のフライトでは、読もうと思って読んでいなかった本を読むのも楽しみのひとつ。スマホにもKindleのアプリを入れているので、スマホだけでも済むのですが、長時間読むことを考えるとKindleのほうが目に優しいし、機内の照明が落ちたあとはスマホの明かりは周りの迷惑になりそうで避けています。
機内で使う細々としたもの
◯ ボールペン
◯ マスク
◯ 小分けしたハンドクリーム
◯ 小分けしたサンホワイト (ワセリン)
◯ 目薬
◯ 眼鏡
◯ コンタクト× 2セット
◯ 手ぬぐい
◯ ポケットティッシュ
◯ ウェットティッシュ
◯ エコバッグ
◯ バッグハンガー
◯ ゴミ袋
◯ 歯ブラシ
◯ 制汗剤
◯ 着圧ソックス夜用
◯ マスキングテープとクリップ
日本への帰国便では税関申告カードを記入しなければならないので、ボールペンは必須。国によっては入国カードを記入することもあると思うので、ボールペンは手元に一本持っておくべき。
マスクは長距離フライトの必需品!機内はとんでもなく乾燥するので、マスクをせずに大陸を横断したら、私の場合間違いなく喉をやられて風邪を引きます。どんなに外国人に変な目で見られようとも、機内では絶対にマスク!でも飛行機を降りたらマスクは外します。ドイツをふくむヨーロッパでは、マスク=感染する重い病気を持っている人と思われてしまうので。
私は普段から手ぬぐい派ですが、機内では手ぬぐいが大活躍。食事の時に膝の上に広げてたり、首用の枕のカバーがわりにしたり、寒い時には首に巻いたり。手ぬぐいというと和柄のイメージが強いと思いますが、モダンな柄からリバティプリントっぽい可愛らしい柄までいろいろありますよ。デパートで帰るブランドハンカチよりだんぜん吸水性がいいですし、タオルハンカチより乾きが早いので、夏の旅行にはおススメです!
エコバッグは100均などでも買える薄くて小さく折りたためるものです。ウェットティッシュや手ぬぐい、水のボトルやメガネなど手近に置いておきたいものをまとめて入れておくのに使います。座席下に置いたバッグから毎回ゴソゴソと取り出さなくていいので、長時間のフライトの時はシートベルトサインが消えたら必要なものをエコバッグに移し替えておきます。以前は座席前のシートポケットに詰め込んでましたが、マチが広くないのと、忘れ物をしそうで怖いので、エコバッグシステムにしています。また、ドイツのお店では基本的にレジ袋やショッピングバッグはもらえませんので(有料)、エコバッグは常に必要です。
普段から浮腫みやすい体質なので、長時間のフライトには着圧ソックスは必須です。機内の照明が暗くなったと同時に履き、着陸前に照明が明るくなったときに脱ぎます。締め付け具合がちょうど良いメディキュットの夜用を愛用しています。夜用は薄紫みたいな色なのですが、昼用と同じく黒も作って欲しい…。
マスキングテープとクリップは、機内でお菓子の袋の口を止めたり、トイレに行く時にイヤホンのコードをまとめておいたりするのに役立ちます。でも主な用途はホテルのカーテンの隙間を閉じるためです。ヨーロッパのホテルは窓からカーテンまでの間が広かったり、カーテンとカーテンの隙間が広かったりすることが多いので、それをクリップでとめたり、マスキングテープでとめることが多いです。また、お土産をたくさん買ったときに、どれが誰にあげるものか忘れてしまうことがあるので、マスキングテープに名前を書いてお土産に貼っておくのもおすすめ。
液体類(ジップロックに入れるもの)
◯ リステリン
◯ 歯磨き粉
◯ プロポリススプレー(山田養蜂場の)
◯ プロポリス軟膏
◯ ハンドクリーム
◯ サンホワイト (ワセリン)
◯ 日焼け止め
◯ 1回分のクレンジング、洗顔、化粧水、クリーム
◯ 1回分のファンデーション、下地
◯ マスカラ
国際線の場合、液体やジェル、クリーム状のものは各100ml以内の容器に入ったものを1リットルサイズのチャック付き透明のビニール袋(要はジップロックバッグ)に入れ、保安検査場ではバッグから取り出して検査を受ける必要があります。目薬や医薬品にはこのルールがあてはまらないそうです。一度私が失敗したのは、100ml以上の容器に入っていた化粧品を持ち込んだ時のこと。中身が半分しか入っていないから大丈夫だろうとチューブを折りたたんだ状態でジップロックに入れていたのですが、中身の容量ではなく「容器」の容量が100ml以下である必要があると言われて没収されてしまいました。最近はこの液体チェックはあまり厳しくないという印象ですが、運悪く見つかってしまうこともあると思いますので注意です!
プロポリススプレーは喉のケア用。喉がイガイガした時にスプレーすると、炎症が治ります。ドイツは乾燥しているので、風邪の予防に活躍してくれます。
プロポリス軟膏は、サンホワイト(ワセリン)にプロポリスの原液を数滴垂らして自分で混ぜたもの。プロポリスは殺菌作用があり、小さい切り傷ができたり吹き出物ができたりした時に薄くつけておくと治りが早いので、5mlくらい入る小さなジャーに入れて持っていきます。
サンホワイトは不純物がごく少ないワセリンで、主にリップクリームがわりに使っています。全身に使えるし、軽めのワックス的な使い方もできるので、これ一つで何役もこなす頼れる旅のお供です。
1回分の基礎化粧品と化粧品を持ち歩く理由は、ロストバゲージやフライトの遅延で乗り継ぎ地で一泊することになったりしたときのためです。ロストバゲージはいままでに2度経験しましたが、遅くとも次の日の夜には荷物が届くので、1回分が手元にあればとりあえず安心。クレンジングはジェルタイプのものをソフトコンタクトレンズの保存容器に入れています。片目分でちょうど1回分。コンタクトレンズ容器は結構使い勝手が良く、片目にリキッドファンデ、もう片目に下地をいれることも。中身が漏れたことは今までありません。
化粧品類(ポーチに入れるもの)
◯ パウダー
◯ アイブロウペンシル、アイブロウパウダー
◯ アイシャドウ
◯ チーク
◯ 口紅
◯ コンパクトビューラー
私は旅先ではがっつり化粧はしません。特にドイツは薄化粧もしくはすっぴんのひとが多いので、あんまり気合い入れるのもなんだかなぁと思って。いいレストランに行くことが一回くらいあるかも、と思って一応チークやアイシャドウも持って行ってます。ファンデーションはリキッド派なので、スーツケースに入れて預けます。
ちなみに、チークはNARSのマルティプルという繰り出し式のものを使っているのですが、これが小ぶりのスティックのりくらいのサイズなので、1センチくらい繰り出したものをフロスで切り取り、詰め替え容器に入れて使っています。これは海外の旅ブロガーのアイディア。なお、NARSのマルティプルはチークとしてはもちろん、クリームシャドウとしても口紅としても使えますよ。
コンパクトビューラーはこういう形状のもの。通常のビューラーだと保安検査場のX線では持ち込み禁止のはさみに見えてしまうことがあると聞いたので、旅行の時はいつもこのタイプ。慣れると結構使いやすいです。
食べ物・飲み物
◯ シリアルバー
◯ ドライフルーツやナッツ
◯ 水
航空会社によっては機内食が暴力的に不味いことがあり、全部食べきれないことも。そうなると後でお腹が空くし、お腹が空くと酔いそうなので、Soyjoy やカロリーメイトのようなものや、家からナッツとドライフルーツを混ぜてジップロックに入れたものを持っていきます。
水はCAさんに言えばもらえますが、やはり手元に置いておきたいので、空港のゲートを入った後で必ず1本買っておきます。それにしても海外の空港のゲート内の水ってなんであんなに高いのか…。
非常用
◯ 薬
◯ 絆創膏
◯ のど飴
◯ 下着類1セット(ブラ、ショーツ、タンクトップ、靴下)
◯ ジップロック数枚
頭痛薬、胃腸薬、風邪薬といつも飲んでるサプリを2回分ずつくらい小さな缶に入れて持ち込みます。残りはスーツケースに。ちなみにこの缶は先日の北海道出張で買った六花亭のボンボンのミニ缶。薬入れにぴったり!
のど飴はドイツに行ったら大量に買い込んでくるサルバイボンボンです。小さなチャック付きのビニール袋に5〜6個入れて持ち込みます。
予備の下着はロストバゲージ対策ですが、いつだったか機内で突然熱が出て汗だくになったことがあり、その時には着替えを持ってて良かった!と心底思いました。
ジップロックは液体持ち込み用のものが破れたときのための予備ですが、ゴミ袋にもなるし、持っていると何かと便利です。
【おまけ 機内での服装】
夏の場合は大体この3パターンのどれかです。基準はメディキュット(着圧ソックス)を寝る前に仕込めるかどうかということと、身体の締め付けがいかに少ないかということ。
《パターン1》
マキシ丈の紺色ノースリーブワンピース
グレーのカーディガン
ぺたんこのシルバーパンプス
シルバーのロングネックレス
どこも締め付けない楽なスタイル。マキシ丈だとメディキュットを仕込みやすいです。ただ、間延びするのでアクセサリーは必須。保安検査場で引っかからないように、金属ではなくビーズなどのネックレスがおすすめ。
シルバーのぺたんこパンプスは意外に使い勝手が良い一足です。ジーンズに合わせてもいいし、黒のシンプルなワンピースにも合わせてもいいし。昼間は歩くけど夜はちょっといいレストランに行きたいというときに便利です。
《パターン2》
青のマキシスカート
白か黒のTシャツ
シルバーグレーの大判ストール
スリッポンタイプのスニーカー
マキシスカートはスカートの下でガバッと脚を開いてしまっても大丈夫なのが安心。メディキュットも仕込みやすいし。ストールは乗る時には首にぐるぐる巻きにしておいて、寝るときは肩にかけたりできるので、温度調節をするのに便利。渡航時期が真夏であれば薄手の、秋に差し掛かっているときは厚手のストールにします。
スニーカーは保安検査で脱がされる事を考えたら、脱ぎ履きしやすいスリッポンタイプがオススメです。
《パターン3》
黒のアンクル丈ワイドパンツ
白のノースリーブか半袖カットソー
黒のニットジャケットかロングカーディガン
ローヒールの黒のパンプス
主張が強めのネックレスとピアス
出張のときはこのスタイル。ワイドパンツだとメディキュットが履けます。ちなみに、ワイドパンツのときはヘアゴム2本が必需品。なぜなら、機内のトイレに行く時に裾が床や便器につかないようにするため。脱ぐ前にひざ下あたりをヘアゴムで留めておけば、汚れる心配がありません。
この格好の場合、アクセサリーがないとただの地味な人になるので、パーツが大きめのネックレスやピアスをつけます。スカーフが似合うタイプの人はスカーフも良さそう。
次回は【スーツケースの中身編】です。