ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

【ドイツ旅行の旅支度 1】海外旅行を快適にする必需品

旅行も好きですが、旅支度はもっと好き。現地の天気予報やガイドブックを眺めながら、何を持っていこうか、何を着ていこうかとリストを作りつつニヤニヤしてしまいます。国内外の旅ブログもいくつもブックマークしていて、いろんな人たちの持ち物リストや旅の便利グッズ、パッキングのコツなどを読むのも大好きです。

 

出張では年に数回海外に行くことがありますが、今年の夏はプライベートでドイツに行く予定。5か月ぶりのドイツです。プライベートの旅行となると旅支度の気分も更に盛り上がるというもの。今回は自分の覚え書きも兼ねて、夏のドイツ旅行の持ち物をリストしていきたいと思います。

 

第一弾の今日は「旅を快適にする必需品」ということで、私が海外に行くときに必ず持っていくもののリストです。

 

 

1.ノイズキャンセリングイヤホン

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 イヤホンのくせにお値段が結構するので買うまでかなり悩んだのですが、今となってはこれなしでどうやって国際線に10時間近く乗っていられたのかわからないほど。

「海外旅行の必需品は?」と聞かれたら、絶対にこれ。

 

イヤホンをつけてスイッチをオンにすれば、飛行機のエンジン音が「ゴォォォォーーーー」から「サーーーーー」に変わります。完全な無音ではないですが、ほぼ気にならない程度になるのです。

 

人間は慣れる動物なので、エンジンの轟音にも慣れることは慣れるのですが、長時間あの爆音にさらされていて脳や身体は実はストレスを感じているんじゃないかと思います。ノイズキャンセリングイヤホンを着けていると、不思議と長時間フライトでもそこまで疲れません。イヤホンのおかげでより良く眠れるというのも大きいのかも。

 

もう一つこのイヤホンをお勧めしたい理由は、機内で映画をより楽しめるようになるということ。プラグに飛行機用のアダプター(プラグが2つついているもの)を付ければ、エンジンの轟音はシャットダウンしつつ、映画の音声はクリアに聞くことができます。機内で配布されるヘッドホンは付け心地は悪いし、音も悪いしでストレスだったのですが、それが一気に解消されました。

 

ただ、ノイズキャンセリングイヤホンにも欠点があります。一つ目は「人の声」は聞こえるようにできているということ。これは利点でもあるのですが、エンジン音が消される分、通常ならエンジン音で消されている周りの乗客の話声が思った以上に聞こえてきます。3人席でお隣が友達同士だったりすると、おしゃべりが気になることも。しかも本人たちはエンジンの音で周りには聞こえていないだろうと思っているので、内容がえげつないものだった…ということもありました。

 

もう一つは、映画を観ているときに流れる機内アナウンスが爆音になるということ。アナウンスの音は機内で配布されるヘッドホンに合わせて調整されているため音量が大きいようで、このイヤホンを差し込んでいるとものすごい音でアナウンスが聞こえるのでびっくりすることも。

 

 

 

2.モレスキンのファイルケース

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モレスキンはノートも好きでよく使っているのですが、この手のひらサイズのファイルケースも優れもの。

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 このように蛇腹になっているので、外貨の整理に便利です。特に、ドイツから東ヨーロッパやイギリス、北欧など、ユーロを使っていない国に行くときなんかには、財布の中で外貨が混ざらないようにこれに入れて整理しています。写真のように小さいクリップで止めておけば硬貨がこぼれ落ちるということもほとんどありません。

本体が軽いというのも旅行には助かりますし、見た目が「財布」っぽくないので防犯にもいいかな?と思ったり。

 

表紙の裏に張っているのはふせん。為替レートだったり、建て替えた金額だったりをメモしておくのに便利です。

 

 

3.洗剤と速乾タオル

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海外旅行、特にヨーロッパ旅行はいかに荷物を少なくするかが重要ですが、

 

doitsunotobira.hatenablog.com

 

 

その近道が「自分で洗濯」すること。冬のニットを旅先で手洗いするのは大変ですが、夏場であれば、下着もTシャツも薄手のシャツも手洗いできます。乾燥しているので、バスルームに干しておけばたいてい一晩で乾いてしまうので、服や下着は最低限もっていけばOK。

 

私は部屋干し専用の洗剤と、手荒れ防止に薄手の手袋(使い捨てのもの)を持っていきます。

 

そしてタオルは洗った洗濯物を干す前に絞るためのもの。

ホテルステイであればホテルのタオルを使えるのでタオルは持っていきませんが、友人宅やホステル、山小屋のような場所に泊まるときにはこの速乾タオルを持っていきます。薄くて軽いので荷物にはなりませんし、本当にあっというまに乾きます。スポーツ用品やアウトドア用品のお店で買えます。

 

 

4.虫よけ&虫刺されバーム

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蚊に刺されやすくて辛いと悩んでいた時に、友人からプレゼントでもらったこのバーム。手足にうすーく塗っておけば虫よけにもなるし、蚊に刺された後に塗ると炎症が収まるという優れもの。虫よけスプレーは匂いが強いことが多いですが、これはほんのりシトラスとハーブの香りがするだけなので気になりません。むしろ結構好きなにおいかも。

 

ドイツは街中にはあまり蚊はいないのですが(なんでだろう?)、ドイツ人は散歩好きなので、ドイツ人と遊ぶときには森の中や山の中に連れていかれる可能性大。また、自然の中にあるビアガーデンも多いので、そういうところには蚊がいます。特大サイズの。そういうわけで、私にとってはこれはドイツ旅行の必需品です。

 

直径5センチくらいの一番小さいサイズの缶でもひと夏持ちます。

 

 

5.バッグハンガー

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バッグハンガーというと、丸いストッパーに棒が出てるタイプ(伝わりますか?)のものが一般的ですが、この形は画期的!と思って購入したものです。こういうのって、最初は面白がって使うけど、だんだん使わなくなるんだろうなぁと思っていたのですが、自分でもびっくりするくらい重宝しているものの一つ。

 

なぜドイツでバッグハンガーが必要かというと、1)カフェやレストランには日本のように荷物を置くかごがない(おそらく防犯上の理由から)、2)トイレのドアについているはずの荷物をかけるフックがついていないか壊れていることが多いから。

 

このバッグハンガーはおしゃれバッグハンガーとは違って結構な重さにも耐えられるもの。旅行中は何かと荷物が重くなりますが、そういうものでもテーブルにさっとひっかけられるので便利で安心です。トイレでも、このクリップの滑り止めの片方をドアの上にひっかければ、荷物をもう片方にひっかけることができるので、バッグをかけるフックがなくても安心。これまで重たい本やパソコン、ペットボトルなどを入れた仕事用のバッグを何度もいろいろなところにひっかけてきましたが、壊れる気配はありません(ひっかける先のものが壊れないようには注意したほうが良いと思います)。

 

また、カフェやトイレだけではなく、機内で身の回り品を入れた軽いバッグやごみ袋なんかをトレイテーブルにひっかけておくのにも使えます。

 

このバッグハンガーは形状が良くできていて、バッグの取っ手にカチッと引っかけておけるので、必要な時にすぐに使えるのも良いところ。商品のホームページには「ブレスレットとしても使えます」みたいなことが書いてありましたが、うん、さすがにそれはちょっと。

 

 

 

6.バスローブ

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 これはなくても死にはしないけれど、でもやっぱり持って行ってしまうもの。

普段からバスローブが好きで、秋冬はパイル地の厚手のバスローブを、春夏には綿の薄手のバスローブを使っているのですが、旅行に持っていくのはその中でも極薄手の軽いもの。くるくるっと細く丸めて腰ひもで縛ったものをスーツケースに入れていきます。

 

旅先では朝シャワーを浴びて、パパっと化粧をして、さっと出かけたいので、シャワーの後でぱっと羽織ることができるバスローブは便利。夜ちょっと肌寒い時にはパジャマ代わりのTシャツ短パンの上に羽織ることもありますし、思いがけなく暑い夜は、下着の上にバスローブを羽織ってなんとかやり過ごすこともあります(ヨーロッパのホテルにはエアコンがないところが多い)。

 

薄手のものであれば、ホテルのシンクでじゃぶじゃぶ洗うことができるし、あっという間に乾くので、1枚持っておくと便利です。

 

それに、旅先では着回し重視でいつも以上にシンプルな服装ばかりになってしまうので、華やかな柄のローブを着ると気分が上がるというのも私にとっては大事なのかもしれません。

 

以上、海外旅行を快適にする必需品リストでした。次回は「機内持ち込みバッグの中身リスト」の予定です。