ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。

ドイツ旅行に大きなスーツケースが不向きな理由

ここ数年で確実に実力がついてきたと思うこと、それは旅支度。

 

以前は飛行機に預けられる一番大きなサイズのスーツケースに荷物をパンパンに詰めていましたが、今ではホテルステイであれば持ち込みサイズのスーツケースと身の回り品を入れるトートバッグがあれば海外旅行1-2週間は大丈夫。

 

 

ドイツに来る前は仕事で日本とアメリカを年に何度か往復することがあったのですが、アメリカに行くときには大きなスーツケースを持っていっても大して困ることはありませんでした。空港からホテルまでシャトルバスに乗れば荷物は運転手さんがトランクに乗せて運んでくれるし、電車移動のときも座席周りにはスーツケースを置くだけの十分なスペースがあることがほとんど。歩道もアスファルトで舗装されているので、問題なくスーツケースを転がすことができます。

 

しかしドイツではそうはいきません。列車で旅をするならなおのこと。

 

ドイツの特急列車にはスーツケースを置くスペースが車両の真ん中や隅にあることがありますが、そんなに大きいわけではなく、鍵をかけられるわけでもありません。座席の前のスペースも広くはないので、大きなスーツケースを置くのは難しい。

 

ほとんどの旅行客は頭上の棚に荷物を載せますが、20キロ近くパンパンに荷物が入った大きなスーツケースを持ち上げるのは至難の技。近くに屈強なドイツ人男性がいれば、たいていは手伝ってくれますが、その親切な男性が自分の降りる駅までいてくれるかはわかりません。自分の駅が近づくにつれてハラハラすることになります。

 

それ以前に、ドイツの列車のドアはホームよりかなり高い位置にあることも多く、電車に乗り込むだけでも一苦労。また、自分の指定席がある車両がすぐ見つかるとは限りません。車両と車両が繋がっていないことも多いので、次の駅まで立って、荷物を持って一度電車を降りて正しい車両に乗り換えるなんてことにもなりかねないという恐怖の事態も起こり得ます。

 

また、駅からホテルまでの道もアスファルトではなく石畳みである可能性が高いのがドイツ。石畳みの道で大きなスーツケースを転がすのは難しい。かといって抱えて歩くには重すぎます。

 

そんなことを繰り返すうちに、少しずつ私のスーツケースは小さくなっていきました。

 

自分で抱えて階段を登れるか、自分で電車の頭上の棚に載せられるか、座席の前や下に置けるサイズか、いざとなったら抱えて走れるか、ということを考えながらパッキングをしています。

 

こうして旅の荷物を減らすのは上手くなったのだけれど、相変わらず旅支度そのものには時間がかかります。持って行く荷物を厳選するだけに、むしろ全部スーツケースに投げ込んでいた頃より時間はかけているかも。

 

今週はフランスに1週間の出張で来ているのですが、基本的にはドイツもフランスも似たような交通事情・道路事情。小さい荷物で良かった!と思う場面がドイツ国内以上にありました。唯一の欠点は、お土産を入れるスペースがないことでしょうか。

 

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