ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

2017-01-01から1年間の記事一覧

ドイツ最古の〇〇に出会う旅〜レーゲンスブルク〜

ドナウ河、という響きはなんだかロマンチックだと思うのは私だけでしょうか。これといった理由は思い浮かばないのですが、ライン川やマイン川にはない何かをドナウは持っているような気がします。 レーゲンスブルクはドナウ河沿いの古都。ずっと行ってみたか…

ドイツ旅行の際には祝日のシステムに注意!

ドイツには国民の祝日的な祝日にプラスして、州や地域ごとの祝日が存在します。その多くがカトリック関連の祝日のため、カトリック教徒の多い地域のほうが、プロテスタントが多い地域より休みが多いということになります。 ちなみに今週の火曜日もカトリック…

ドイツ人にとって誕生日はストレスフル?!

30代半ばを過ぎたので、誕生日なんて特別でもなんでもないわ、という顔をするけれど、実は今でもウキウキします。しかし、ドイツ人の大人にとって誕生日はウキウキどころかストレスフルな行事ともいえるみたい。 まず、自分の誕生日には職場にケーキを持参す…

ドイツのハエは汚くないの?!

今の季節、ドイツにはハエと蜂がやたら多いです。先日パン屋に行ったところ、ショーケースのなかは蜂の巣箱かというくらい蜂が飛び回っていて驚きました。果物系のタルトなんかの匂いに惹かれて集まってしまうみたいです。菓子パンもびっしり蜂がたかってい…

ドイツで最高のチャーシューに出会う

私の住む街はかなりカトリック教色が強い街なのですが、夏にはいくつもの教会がそれぞれにお祭りを行います。地域によって呼び名が異なるようですが、私の住む地域ではKirchweih キルヒヴァイ、もしくはケーヴァと呼ばれることが多いようです。キルヒヴァイ…

ドイツ人にとっての懐かしの駄菓子

ドイツで売られている商品のパッケージデザインは決してお洒落ではないのだけれど、くすっと笑ってしまうような可愛いものが多いです。ダサ可愛いとはまさにこのことかとよく思います。 先日夫が「すごく懐かしいお菓子を見つけた!」といってお菓子の袋を抱…

ドイツのヘアスタイリング剤事情

太い、硬い、多い、くせ毛という髪の毛の四重苦を抱えてこれまで生きてきましたが、ドイツという国はここに乾燥と硬水によるダメージをプラスしてくれました。もうボロボロでお手上げ状態。 日本にいる頃は、あごの長さのボブをこまめに美容院で切ってもらう…

ドイツ人にとって合理的なフォークの位置とは

ドイツでの日常のあれこれにも随分慣れてきたと思うのですが、いまだに慣れないというか毎回真面目に驚いてしまうのが、カフェやレストランでケーキをオーダーしたときのフォークの位置。 日本だとケーキと一緒にお皿に乗って出てくるか、お皿の横にナプキン…

ドイツソーセージの定義とは?

ほぼ毎週土曜日の朝には近所の肉屋に買い物に出かけます。どちらも午後にはお店を閉めてしまうので、10時前には行かないとお目当てのものは売り切れてしまいます。 今週は夫が買い物をしてきてくれました。買ってきたものの一部がこちら↓ 未だに慣れないのが…

ドイツでアイスコーヒーを注文するとどうなるか

コーヒーはホット派なので、普段ほとんどアイスコーヒーを飲むことはないのですが、蒸し暑い日のアイスコーヒーは美味しいもの。氷が溶けてちょっと薄くなってしまうのも、なんとなく夏の味として許せてしまうのが不思議です。 しかし、日本人が思い浮かべる…

ドイツから小旅行〜アムステルダム〜気になったもの編

アムステルダムは運河も美術館も素晴らしかったのですが、私が何よりも気になったのがこれ。 アムステルダムだけなのかオランダではどこもそうなのかわかりませんが、レストランではフォーク、ナイフ、ナプキンがこういった小さな袋に入って出てくるのです。…

ドイツから小旅行〜アムステルダム〜グルメ編

美味しいオランダビールを求めて訪れたアムステルダム。食べ物は正直なところ期待していなかったのですが、ビールのお供に最高だと思ったのがこれ。 ビターバレンというオランダ版コロッケのようなもの。濃厚なクリームコロッケの中身が牛肉といえばわかりや…

ドイツから小旅行〜アムステルダム〜お酒編

パスポートに押される入国/出国のスタンプは海外旅行の楽しみの1つだと思うのですが、EU内の移動の際にはそれがないのがちょっと残念。とはいえ、国内旅行の感覚で外国に行けるというのは良いものです。 先週末はドイツからアムステルダムに行って来ました…

ドイツでおすすめのハーブティー

ハーブティーというと何となくお洒落な響きですが、ここドイツではハーブティーは薬扱いのことが多いようです。薬局に行くと、通常の薬だけではなく乾燥させたハーブの束や刻んだハーブが積まれていることがあり、ハーブが薬としてドイツ人の生活に根付いて…

ドイツで理想の老後について考える

「将来の夢」を語るには年を取りすぎた、と30歳を過ぎたあたりから思うようになりました。10代のころの将来はキラキラしたものだったけれど、30代の将来には自分の生活、健康、年金、親の介護のことなど現実的なことが立ちはだかるもの。 我々の老後は…

ドイツでバスの乗車マナーについて考える

混みあった朝の通勤バス。空いた席に荷物を置いて涼しい顔をしている人がいたらムッとしますよね。私はします。もしくは二つ並んだ座席の場合、窓際の座席をあけたままで通路側に座っている人がいたら、「詰めて座れば他の人が座りやすいのに」と思いますよ…

ドイツに持ってきて良かったもの 6

文房具が好きです。海外旅行の楽しみの一つは、現地の文房具をいろいろと試してみること。ドイツの文房具はデザインこそ無骨なものが多いものの、機能的で質が良いので気に入っています。 しかし、普段使いのボールペンについては話が別。 愛用しているのは…

ドイツのリサイクルシステム

エコ大国のドイツはリサイクル大国でもあります。ドイツのリサイクルシステムでいいなと思うのが、ペットボトルの返却システム。 ドイツではペットボトル入りの飲み物はあらかじめボトル代が上乗せされた値段で売られています。そしてそのボトルをお店に返す…

ドイツでのハエとの戦い

ドイツの窓は二重サッシだし、換気がしやすいように縦にも横にも開けられるという優れもの。ただ、ないんです。網戸が。 換気が命のドイツでは、しょっちゅう窓を開ける必要があります。それなのにドイツの窓には基本的に網戸はついていません。どうなるかと…

ドイツレストランのチップ事情

海外旅行に行くと悩むのがチップ。日本人にとって馴染みのない習慣なだけに、いつ、どのタイミングでいくら渡せば良いのかと悩むことも多いもの。 ドイツのレストランでもチップの習慣はありますが、アメリカほどは重視されていないようです。アメリカだとチ…

ドイツの柿はどこからきたのか?!

メロンとスイカが旬のドイツ。スーパーの果物売り場はいろんな種類のメロンとスイカで埋め尽くされています。なんせ一個一個が大きいので場所を取るメロンとスイカ。しかも一個1.5〜2ユーロ程度なのでゴロゴロ積み重ねられています。 そんななか、ひっそりと…

ドイツ旅行の前には靴底の再確認を!

ドイツの石畳の道は雰囲気があって素敵。でも歩くとなると結構大変です。足を挫きそうになったり、お気に入りの靴をダメにしたりしてしまうことがあります。 同じ石畳といっても、戦後再建された街や大きな都市の場合は、それなりに同じくらいの大きさの石を…

ドイツのオーガニックコスメは悪くない、かもしれない

「ナチュラル」とか「オーガニック」という言葉になんとなく拒否反応がある私。確かに良いものなんだろうけど、オーガニックというだけでもてはやされたり、値段がバカに高かったりするのが気になります。 化粧品に関しては、気持ちの問題だけではなく、肌が…

幻の桃がドイツでは…

ドイツの夏は果物の季節。市場やスーパーには色とりどりの果物が並びます。 そんななかでもひときわ目を引くのがこの桃。 平べったいフォルムが可愛いこの桃、日本語では「蟠桃 ばんとう」という名前だそう。日本国内ではあまり流通していないため「幻の桃」…

ドイツの生理用品は安い方が快適かもしれない

海外在住日本人女性の共通の悩み、それは日本のナプキンに勝る生理用品がなかなかみつからないこと。 そこまで困るわけではないんだけど使いにくい、肌触りが悪い、薄すぎる、分厚すぎる、などなどみなさんお困りの様子。もちろん私もです。 生理用品は各々…

ドイツのフィットネスジムで辛いこと

ビールを愛している私にとって、ドイツはある意味天国でもあり地獄でもあるのかも。 20本入りケースで買えば、1瓶60セントくらいで美味しい地ビールが買えてしまうので、ついつい手が伸びます。ところがそんな生活を3ヶ月ほど続けていたら、明らかに体型にビ…

ドイツでメロンは庶民の味方

昔ほどではないのかもしれませんが、それでもやっぱりメロンは高価な果物の1つ。バナナやリンゴ、みかんほど頻繁に日本の食卓に並ぶものではありません。 ところ変わってドイツではメロンはお手頃価格。夏場は特に人気なようで、スーパーではゴロゴロとメロ…

ドイツのお洗濯事情

たかが水、されど水。ドイツは硬水なので肌も髪もギシギシのボロボロになるという話は以前ブログでも書いたのですが、もうひとつ大問題なのが洗濯です。 暑くなってくると爽やかな白い服を着たくなるものですが、ドイツで白い服を普通の洗剤で洗濯すると、も…

ドイツのパンにもカビは生える

最近雨続きでまるで梅雨のようです。ヨーロッパの6月は気候が最高だとよく言われているけれど、残念ながら今年は違うみたい。 雨が続くとどうしても窓を開けての換気の回数が減るため、密閉度の高いドイツの家の中の湿度が上がります。かといって、雨のなか…

ドイツで個包装が好まれるものとは

エコ大国ドイツ。商品の包装は最低限です。食べ物にしろ日用品にしろ、個包装が当たり前の日本人にとってはショッキングなパッケージが多々存在します。肉を買ってもケーキを買っても紙でくるっと巻いて渡される国ですから。 ドイツ式ミニマルな包装で一番シ…