ドイツのパン屋が怖い理由
ドイツに来てすぐのころ、パン屋での買い物がそれはそれは恐怖でした。先日肉屋の話も書いたのですが、それと同じくパン屋での買い物も戦いです。
スーパーで袋入りのパンや、ケースに入ったパンを買ってもよいのですが、ドイツのパン屋のパンはすごく美味しいので、恐怖心に鞭打ってパン屋に突撃しています。ドイツのパン屋も肉屋と同じく対面式のスタイルなので、パン屋の店員さんに何がどれだけほしいのかを伝えなければ買うことができません。
なぜドイツのパン屋が怖いかというと、以下のようなことが度々あるから。
1.パンの前に置かれた商品名の札が雪崩を起こしており、パンの名前がわからない。
2.そもそも商品名が書かれていないパンがたくさんある。
3.商品名とおいてあるパンが合致していないため、「○○をください」といっても、「それはありません」「売り切れました」などといわれる。
4.一般的な商品名とは別に、その店独自の呼び名があるため、「○○をください」というと、「△△のこと?」と聞き返される。
5.ショーケースを指さして、「これください」と言ったはずなのに、違うものを袋に入れられる。
6.ショーケースを指さして、「○○をください」と言ったはずなのに、やっぱり違うものを袋に入れられる。
7.店に入って2秒しか経っていないのに、「何にしますか」とせかされる。
8.店員さんに笑顔がない。
そんなこんなで、パン屋で買い物するのが怖いという話を先日ドイツ人にしたところ、「ドイツ人でも結構同じような目に合ってるから大丈夫よ!」といわれてしまいました。大丈夫って、何が大丈夫なの・・・と思いつつ、少し気が楽になったような、なっていないような。
ちなみにこちらは今日買ったパンの一部。典型的なドイツのパンです。
左上のパンはスライスされていますが、もとはスライスされずに棚に並んでいたもの。スライスしたパンはすぐに硬くなってしまうので、私は「このパンの半分をください」と伝えたつもりだったのですが…。まだまだ修行が必要なようです。