ドイツの部屋は暗すぎる!
夏場にエアコンの温度設定を巡って夫婦で揉めるという話をよく聞きますが、うちの場合それは部屋の明るさ。
ドイツに限らずヨーロッパはそうだとおもうのですが、トイレや洗面所を除いた室内の照明は間接照明が一般的なうえにかなり暗め。うちの夫も薄暗いのが好きです。
夏の間は夜まで外が割と明るいのでそこまで気にならなかったのですが、冬は16:30にはもう外が真っ暗になるので、より部屋の暗さが気になります。ロマンチックなデートをするようなレストランならまだしも、食材の色がいまいちわからないほど食卓が暗いのも、リビングで読書もままならないほど暗いのも耐えられない!
せめてもうちょっと明るくしたいと私がぶーぶー文句を言うので、夫もあきらめて照明を増やしてくれました。それでもしょっちゅう「暗すぎる!」「明るすぎる!」と揉めていますが。
そういうわけで、我が家は夜でも読書ができる程度の明るさは保てていますが(それでも暗いけど!)、友人の家や親戚の家に遊びに行くと、よくこんなに薄暗い中で生活できるな…と思ってしまいます。義理の兄の家なんて、夜はキャンドルで照らされた洞窟のような暗さなんです。
ちなみに、夫が日本に住んでいたときは、日本の家に蛍光灯があることが信じられなかったそう。ドイツではオフィスやお店でしか蛍光灯使わないので、蛍光灯の明かりの下では仕事モードになってしまって落ち着かないとこぼしていました。
快適な明るさの基準というのは幼い頃から刷り込まれているものなので、暗すぎるのにも明るすぎるのにもなかなか慣れないもののようです。
ドイツで買えるおすすめ靴ブランド 2
先日スノーブーツを購入した際、もう一足革のショートブーツも購入していました。
日本からもシンプルな黒のショートブーツは持ってきていたのですが、ドイツのでこぼこな石畳みで履くには思った以上にヒールが高く不安定。また、使われている革が薄いのか、ドイツでは意外と寒い。日本ではよく履いていた靴なのにこちらでは結局履かなくなっていたので、ヒールが低くて暖かい黒のショートブーツを探していたのです。
お店でいろいろ試し履きして決めたのがこちら↓
Gabor(ガボール)のブーツ。
Gaborはドイツのシューズブランドで、Legeroと同じくコンフォートシューズを多く展開しているブランド。デパートの靴売り場でもよく見かけます。コンフォートシューズブランドなだけあって、確かにパンプスやスニーカーはもっさり感が強めですが、ブーツはシンプルで結構素敵なものが多い印象。
Gaborは使用している革にはこだわっているらしく、他のブランドのブーツと並んでいると一段と革に艶があるのがはっきりわかります。また柔らかさもあるので、履いた瞬間足に馴染んでくる感じがありました。革靴なのに靴擦れもせず履くことができています。
また、これは冬用なので内側がボアで暖かいのも嬉しいポイント。
Gaborの靴の木型はいろいろあるようで、ものによっては幅が狭すぎたり甲が薄すぎるものもありましたが、私のようにサイズが日本人にしては大きめで幅広の足にも合う靴がたくさんあったので、気難しい足をお持ちの方にはぜひ試してもらいたいドイツの靴ブランドです。
ドイツで完璧なゆで卵を作るには
ただ卵を茹でるだけなのに、奥が深いゆで卵の世界。深い鍋を使ってみたり、フライパンを使ってみたり、1分単位で茹で時間を調整したり、ゆで卵タイマーを使ってみたりと完璧なゆで卵を作るために工夫を凝らしていました。
でもドイツではこれのおかげで完璧なゆで卵がいつも簡単に作れるようになりました。
夫が昔から愛用しているゆで卵茹で器です。
使い方は本当に簡単!
まず付属のメジャーカップの裏についている針で卵のおしりに穴を開けます。
蓋を取り、卵を穴にはめます。
メジャーカップにハード、ミディアム、ソフトそれぞれの固さと卵の個数によってラインが引いてあるので、それに従って水を入れ、卵ゆで器に入れます。水の量は「これでゆで卵が本当にできるの??」と不安になる程少量です。
蓋をかぶせてスイッチを入れ、あとは出来上がるのを待つだけ。2個の卵で半熟なら約7分、固茹でなら10分ちょっとで出来上がり。
黄身が偏ることもなく、またおしりに開けた穴からお湯が入るからか、殻もつるりと簡単にむけます。
唯一の欠点は、出来上がりのアラームがえげつない音量だということ。初めて使った時はキッチンの警報機が鳴ったかと思ったほど。うちにあるものは古いモデルで自動的に電源が切れないため、空だき防止ということなのだろうとは思います。
また、部品も少ないので洗うのも簡単だというのも嬉しいところ。
なくても生きていける家電製品ではありますが、手軽に美味しいゆで卵が失敗なく作れるので重宝しています。
ドイツで買えるおすすめ靴ブランド 1
もう何度も雪が降っている南ドイツ。まわりのドイツ人が口を揃えて「スノーブーツを一足は買っておくべきだ」というので、先日バスで40分かけて大型の靴屋へショッピングに出かけてきました。
ちなみに私の足のサイズは24.5〜25で幅広。標準サイズより大きめのため、日本ではなかなか気に入るものが見つかりません。しかしドイツでは私のサイズ(38〜39)は標準サイズ。こちらは女性用の靴も42くらいまでの展開があるため、靴のサイズには困りません。履ける靴がお店にたくさんあるって嬉しい!
ずらりと並んだスノーブーツをいろいろ試し履きしてみた結果、選んだのがこちら↓
Legeroというオーストリアのブランドのスノーブーツです。ドイツに来るまで聞いたこともなかったブランドですが、ドイツの靴屋ではあちこちで見かけるので人気なよう。一応コンフォートシューズブランドではあると思うのですが、おばあちゃんっぽいデザインの靴はあまりありません(ものすごくおしゃれでもないですが)。
決め手になったのは以下の理由。
1. とにかく軽い!
スノーブーツはずっしり重いものが多く、履いているだけでウェイトトレーニングになりそうなほど。これでは履くのが億劫になりそうだったので断トツで軽かったLegeroのブーツが気に入りました。ウェブサイトをのぞいてみたところ、このブランドは軽さも売りの一つだそうです。
2. 完全防水であること
このブランドはゴアテックスを使用した防水の靴を展開していて、防水性はしっかりしているみたい。アウトドア製品でもお馴染みのゴアテックスならドイツの雪の日もしのげそうです。実際家でシャワーをばーっと靴に掛けてみましたが、しっかり撥水していました。
3. 靴底のギザギザ具合
スノーブーツのなかには、そこまで靴底がギザギザしていないものもあります。ファッションブランドのブーツは特にその傾向があるようです。でもスノーブーツというからには、雪や氷の上でもグリップが効いていてほしいということで、ここは譲れない点でした。
4. ふくらはぎまでの丈
スノーブーツはショート丈のものも多いのですが、ふくらはぎまであるブーツは本当に暖かい!Legeroの短めのブーツとも迷ったのですが、やはり長い方を選びました。
5. 靴紐で履き口の調整ができる
ジョッキーブーツのようなスノーブーツのほうがすっきりしていて好みではあったのですが、そうするとどうしても履き口に隙間ができます。靴紐で調節できるものだと、レギンスのような薄手のものでも、厚地のパンツのものを履いたときでも履き口をぴったりしめることができるので暖かいはず。
日本だったらほぼ必要ないスノーブーツですが、冬のドイツでは必需品だそう。クリスマスマーケットなど長時間外で過ごすことも考えると、雪の日じゃなくても暖かいブーツがあるのは心強いかもしれません。
ドイツのおもちゃは本物志向?!
クリスマスが近づくとおもちゃの広告が増えるのはどこも同じですね。今朝もポストにトイザらスの広告が入っていたのでパラパラと眺めていたのですが、ドイツっぽいな!と思ったのがこれ。
DIYをする人にはお馴染みの、Bosch(ボッシュ)の工具セットのおもちゃ。ちゃんとロゴが入っているということは、ボッシュ公認ということなのでしょう。
ちなみに本物の工具の広告も入っていました↓
ちなみにボッシュはキッチン家電も製造しているのですが、キッチンセットのおもちゃもの広告もありました。
なかなか本格的です。めちゃくちゃ場所をとりそうなのが気になりますが。
これは大人用↑
また、お掃除家電を作っているメーカーからはお掃除セットも。
本物の掃除機はこちら↓
質が良いものを大事に長く使うドイツ人。
子供のおもちゃにもこだわりがあるのかもしれませんね。
ドイツの卵酒は生クリーム入り!?
先日ドイツ人の知人とクリスマスマーケットに行って来たのですが、グリューヴァイン(ホットワイン)を2杯立て続けに飲んだ後、「締めはこれでしょ!」とオススメされたのがこれ↓
Eierpunsch(アイアープンシュ)です。
ドイツにはEierlikör(アイアーリカー)というカスタードのような味の卵のお酒があります。アイスクリームに添えたり、冷たく冷やしたものをチョコレートのカップに入れて飲んだり、お菓子のフィリングに使われていることも。
アイアープンシュはそのアイアーリカーにスパイスと砂糖が入ったお酒(プンシュ)を混ぜて温めたもの。あったかいカスタードクリームにお酒が入っているような感じです。その上生クリームたっぷりなので、デザートみたい!
クリスマスマーケットといえばグリューヴァインですが、アイアープンシュも定番だそうです。
ドイツのクリスマスクッキー
ドイツ人はクリスマス一か月くらい前になると狂ったようにクッキーを焼きまくるという話は聞いていたのですが、今回実際に私も参戦してきました。
ドイツのクリスマスクッキーにはいろいろな種類があるのですが、うちのドイツ人(夫)の家族はメンバーごとに担当が決まっている模様。私は夫と夫の兄が担当する4種類のクッキーを一緒に焼いてきました。とはいえ、ほとんどの作業は慣れている二人が行ったので、私はあくまでもアシスタント。生地をこねたりトッピングを鍋で煮たりする二人の横でレモンの皮を削ってレモンピールを作ったり、チョコレートを砕いてチョコチップを作ったりしていました。
まずはバニラキプフェルと呼ばれる三日月型のクッキー。アーモンドパウダーたっぷりでホロホロとした食感です。バニラビーンズをさやからこそげ取って砂糖と混ぜて香りをつけたバニラシュガーを生地に混ぜ込み、さらに外側にもまぶしています。一般的には粉砂糖を使うことが多いみたいですが、バニラシュガーをまぶすことで更にバニラの香りが強くなります。
これはヌスエッケと呼ばれるクッキー。土台のクッキー生地をまず軽く焼き、アプリコットジャムを薄く塗った上にナッツのトッピングを乗せて更に焼いたもの。トッピングはバター、砂糖、ナッツ、レモンピール、シナモンなどをお鍋で煮て作ります。これだけでもかなりなカロリーですが、ここから更に三角の角にチョコをコーティング。カロリー爆弾ですが、香ばしくて美味しい!
一番時間がかかったのがこのヘレーネンシュニッテン。ココアたっぷりの生地でメレンゲにレモンジュースを入れたフィリングを挟んだものです。上下の生地をトレーに合わせて均等に伸ばすのがまず大変。メレンゲもかなり固くなるまで泡立てるので、電動の泡立て器を使っても結構時間が掛かりました。アプリコットジャムを塗った土台にフィリングを乗せて、そこに上の生地をかぶせるのですが、なんせ大きなトレーいっぱいの生地なので、破れないように被せるのが難しい!
最後はショコラーデンブロート。生地には恐ろしいほどのバターとナッツ、大量のチョコチップが入っているにも関わらず、湯煎で溶かしたチョコレートをコーティングしたものです。「チョコレートはリボン状にさらさらーっとかけたらオシャレに見えるんじゃない?」と提案してみたのですが、「そんなフランス菓子みたいなことはしない。ドイツではチョコは満遍なく塗らなくてはいけないのだ。」というよくわからない理由で却下され、夫の手によりかなり厚めにチョココーティングされていっているのがこの写真です。
半日かけて焼いたこれらのクッキーは、直径30cm×高さ40cmほどの大きな缶二つに入りきらないほどの量。家族や友人と分け合いながら、クリスマスに向けてこれから少しずつ消費していくのだそうです。
すごく美味しいクッキーではありますが、驚くほどのバターと砂糖の量にたっぷりのナッツが入っているのを目撃してしまったので、食べ過ぎないように気をつけなくては!