ドイツのホットワインを家でも楽しむ方法
11月末になると、ドイツのあちこちでクリスマスマーケットが始まります。
クリスマスマーケットの楽しみの一つといえば、グリューヴァインと呼ばれるホットワイン。赤ワインにいろいろなスパイスとお砂糖が入ったもので、飲むと身体がぽかぽかと温まります。
日本でも冬には輸入食料品店などでグリューヴァインのボトルが売ってあるのを見かけますが、どれも結構甘い。
そういうわけで、ドイツに行くたびに自分へのお土産として買ってくるのがこちら↓
グリューヴァイン用スパイスの素です。ティーバッグにスパイスが入ったもので、近所のスーパーでは5袋はいって1.98ユーロでした。ティーバック1つにつきワインボトル1本分のグリューヴァインを作ることができます。
作り方はすごく簡単。用意するのは安いワイン、スパイスの素、砂糖の3つ。
1.お鍋にワインをあけて、弱火で沸騰しないように気を付けながら温めます。沸騰するとアルコールが飛んでしまうので注意です。
2.あたたまったらスパイスの素をお鍋の中に投入し、10分ほど置きます。
3.そこにお好みの量の砂糖を入れて味を調節します。はちみつでも美味しいです。
グリューヴァインは赤ワインを使うのが一般的なようですが、私は白ワインのほうが好きなので、グリューヴァインも白ワインで作ることが多いです。
このスパイスの素を使えば、甘さもスパイスの濃さも自分で調節できるのが嬉しいところ。そしてなんといっても安上がり!
これからドイツに旅行に来る方には、ぜひお土産としてお勧めします!
ドイツのおすすめハーブティー その2
食欲の秋。美味しいものが増えるこの時期はついつい食べ過ぎてしまい、胃もたれに苦しむことも。
そんなときにドイツ人が飲むハーブティーがこちら↓
フェンヒェル(英語ではフェンネル)のお茶です。日本語ではウイキョウと呼ばれているものだそうですが、私はドイツに来てはじめてこの存在を知りました。
フェンヒェルのお茶は胃もたれや胃の痛みに効くと言われているのですが、これが本当に良く効きます!あまり胃が強くない方ですが、フェンヒェルのお茶のおかげで、軽い胃痛や胃もたれのときは胃薬がなくても大丈夫になりました。
フェンヒェルはドイツのスーパーでよく見かける野菜で、セロリを甘くしたような独特な香りがします。ヨーロッパでよくお菓子のフレーバーになっているアニスと同じような香りなので、好き嫌いは分かれるかもしれません。
ドイツで子供が親を呼び捨てにするのはどの程度一般的なのか
ドイツに来て思うのが、「この国ってほんとに少子化が進んでるの?!」ということ。
11月11日は聖マーティンの日で、カトリック教徒が多い街では、夜に小さな子供達がランタンを持って街の中を練り歩くという行事があります。当日の夜はこの行列が私の家の目の前を通っていったのですが、この街にはこんなに子供がいたのかと改めて驚くほどの子供の数。ベビーカーを押した親たちもたくさんいました。
私の周りにも子持ちの人が多いなか、時々気になるのが、子供に自分のことをファーストネームで呼ばせている人達がいること。初めて目撃したときには結構衝撃的でした。
だって、日本人の感覚だと、自分のお父さんに向かって「あ、和夫(仮名)、さっき幸子(仮名)がお風呂の電球が切れたから取り替えてって言ってたよ。」なんてとても言えませんよね?!
うちのドイツ人の夫いわく、子供が親をファーストネームで呼ぶのはそんなに一般的ではないようではありますが、友達みたいな親子関係が理想という考え方のドイツ人もいるということなのでしょうか。地域差や年齢差などがあるのかなども気になるところです。
ドイツのローカルイベントでお目当てのもの
毎日「寒い」という言葉しか出てこないくらい寒いドイツ。先週日曜日は私の町でもついに初雪でした。雨の予報だったので、みぞれ程度かと思いきや、屋根が白くなるくらい結構しっかり降ったのでびっくり。
そんな日は1日家にこもっていたいものですが、その日は近所で季節ごとに立つ市場のイベントがあるということだったので、寒い中出かけてきました。
お目当ては、鱒(ます)のグリル。
地元の釣りクラブのおじさんたちが鱒を焼いてくれる屋台があるのですが、イベントのたびに大人気。前回の夏のイベントで食べそびれていたので、この日を待ち焦がれていたのでした。
ドイツでは普段は豚肉とソーセージばかり食べているので、魚(缶詰や瓶詰めではないもの)を食べられる機会はとっても貴重。
お皿からはみ出るほどの大きな鱒。香ばしくてジューシーで大満足の美味しさでした!
ドイツ人が窓辺を飾りたくなる気持ちがわかる
黄金色の秋が過ぎると、ドイツの空はひたすら灰色。天気予報もひたすら曇りマークです。天気がそこまで悪くない日でも、4時を過ぎると薄暗くなってきます。
日本では日本海側に住んでいたので、どんより曇りの日が多い冬は慣れていると思っていたけれど、ドイツのどんより具合を甘くみていました。ひたすら灰色の日々に、気分がかなり沈みます。
そんな私をみてか、うちのドイツ人夫が今年は早めに窓辺を冬仕様に飾り付けしようと提案してくれました。
ドイツの家庭では、クリスマスデコレーションをするのはアドベント初日(クリスマスから4週前の日曜日)以降というのが普通だそう。今年は12月3日です。今の時期からあまりにクリスマスっぽくしてしまうとご近所さんから怒られそうなので、シンプルな電飾とシンプルなガラスボールのオーナメントだけを窓に取り付けました。外がどんより暗いなかで窓辺がキラキラしていると、確かに気分も明るくなります。
ドイツでは日頃から窓辺にお花やキャンドル、オーナメントを飾っている家が多いですが、暗い冬を少しでも楽しく乗り切ろうという気持ちからなのかもしれません。
ドイツの素朴なクリスマス飾りも悪くない
クリスマスツリーのデコレーションといえば、赤や金色を基調にしたカラフルでキラキラしたものが一般的。
ドイツのクリスマスツリー用オーナメントにももちろんカラフルなものもたくさんあるのですが、伝統的な麦わらを編んで作った素朴なオーナメントがなかなか素敵なんです。
これは9個2ユーロくらいで買ったミニサイズのものですが、大きなものはデザインもずっと凝っていて、意外と存在感があります。
クリスマスマーケットでもきっと手作りの麦わらオーナメントを売っているお店が出ると思いますし、小さくて軽いので、ドイツ旅行のお土産としてもおススメです。
ドイツの筋トレオタクが愛するチーズ
ヨーロッパに来ると、チーズの種類の豊富さと値段の安さに驚かされます。ドイツもイタリアやオランダほどではないけれど、色々なチーズが手に入りやすい国。ドイツのホテルの朝ごはんでも、ビュッフェにチーズがずらりと並べられているのが定番ですし、家でも毎日のようにチーズを食べています。
そんななか、変わり種なのがこちらのチーズ↓
Handkäse(ハントケーゼ)と呼ばれるもので、直訳すると「手チーズ」。もともと手で形成していたからこの名前がついたとか。フランクフルト周辺の地域ではよく食べられているみたいです。
この半透明のチーズ、通常のチーズとは違って乳脂肪分が1%程度とかなり低く、しかもタンパク質は豊富ということで、筋トレに燃えるうちのドイツ人夫がよく食べています。値段も安いものが多く、スーパーのプライベートブランドだと1ユーロしないものもあるくらい。
しかし、まぁこのチーズの臭いこと!!かなり癖がある香りと味です。ちょっとゴムっぽい食感も不思議。嫌いとまでは言いませんが、選択肢があるのなら私はあえてこのチーズは選ばないかも…。
珍しいものがお好きな方や低脂肪高タンパクの食べ物を求めている方は一度試してみてもいいかもしれません。