ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツのオーガニックコスメは悪くない、かもしれない

ナチュラル」とか「オーガニック」という言葉になんとなく拒否反応がある私。確かに良いものなんだろうけど、オーガニックというだけでもてはやされたり、値段がバカに高かったりするのが気になります。

 

化粧品に関しては、気持ちの問題だけではなく、肌が拒否反応。敏感肌にも優しいはずの「ナチュラル」コスメに何度かぶれたことか。どんなに口コミが良いものでも、肌に優しい系の化粧品がことごとく合わない天邪鬼な敏感肌です。私は草まけもしやすいし、南国系のフルーツを食べると唇が腫れることもあるので、多分体質の問題なのだと思いますが。

 

ドイツはオーガニック(BIO)コスメの種類が豊富な国なので、ドラッグストアにも薬局にもナチュラルコスメがずらりと並んでいます。しかも日本と比べると価格もそんなに高くありません。この値段ならオーガニックもいいなと思えるレベル。

 

こういう自然派の化粧品が肌に合う人はいいなぁ、と思いつつ、これまでは素通りしてきたのですが、つい先日思い切ってドイツでナチュラルコスメを買ってみました。

 

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 ドイツの庶民的オーガニックコスメメーカーの代表ともいえるLaveraの口紅です。

オーガニックなのに、なんとお値段は6ユーロ弱。失敗しても諦めがつく値段だったこともあり、試してみることにしました。

色は32 Pink Orchid。青みがかった濃い目のピンクです。

 

まず驚いたのはその発色の良さ。

ナチュラル系コスメは発色が悪いという印象を持っていたのですが、ほぼ見た目の色のまま発色します。発色が悪いことを見込んで濃い目の色を買ってしまったけれど、もう少し薄い色でも良かったかも。

 

また、濃い色の口紅だからということもありますが、持ちも悪くありません。もちろん、落ちないことを売りにしているケミカルな口紅に比べたら持ちは良くありませんが、すぐに色がくすんでしまうことはありませんでした。

 

なにより良かったのが、変な香料が入っていないこと。

海外の口紅はどうしても香料が強いことが多く、その匂いで気分が悪くなってしまうことも。でもこの口紅はほぼ無臭です(鼻を近づければ蝋燭のような原料臭はしますが)。

 

ただ、ちょっと乾燥しやすい気はします。

私は唇が荒れやすいので、白色ワセリン(サンホワイト)を薄く塗ってから口紅を塗るようにしていますが、いつも使っている化学物質バリバリの口紅に比べると乾きやすい。でもいまのところ唇の皮がむけたり、腫れたりということはありません。

 

まだ口紅一本試しただけではありますが、ドイツのオーガニックコスメも悪くないかもしれません。