ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツの卵ナンバリングシステム

 卵かけご飯はまだ恋しくないけれど、卵を触った後にしっかり手を洗わなくてもいい生活は恋しい。

 

ドイツ在住の方々のブログにもよく登場する卵ネタですが、ドイツでは基本的に卵は生で食べることを前提にしていません。卵のパックを開けると鶏の羽根やらフンやらがこびりついていることも多く、これはたしかにサルモネラにやられそうだわと思うのです。

 

ちなみに、ドイツではパックだけでなく、中身の卵1つ1つに小さな字で印刷がされています。今まであまり気にかけておらず、賞味期限がプリントされているのかと思っていたのですが、改めてまじまじとみてみると、思ったよりいろいろな情報が書かれていました。

 

f:id:doitsunotobira:20170607150114j:image

(↑殻が割れていることもあるので、お店でパックを開けて中身を確認するのがドイツ流)

 

f:id:doitsunotobira:20170607212909j:image

 パックの蓋の裏側に解説が書かれています。

 

最初の数字は飼育の仕方。

0はおそらく養鶏場のケージ内での飼育、1は放し飼い、2は小屋の中の地面で飼われているということ。

 

そして次のアルファベットは生産地コード。DEはドイツで、NEはオランダ産。たいてい卵は同じスーパーで買いますが、DEのこともNEのこともあります。

 

最後はおそらく養鶏場の登録番号。

 

さすがドイツ人、細かい。

 

これだけ1つ1つの卵の身元(?)がはっきりしていたら、鳥インフルエンザや食中毒が出てしまった際などの対処が効率的にできるのかもしれませんね。