ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツの夜遊びで得たもの

夜遊びにはリスクがつきものですが、私にとってそれは終バスを逃すこと。

 

市の中心部から家まではバスで20分ほどかかるので、バスを逃すとタクシーしかありません。

いつも乗っている路線は、夜7時から10時台までは1時間に2本。終バスは11時台の1本。

 

しかし、何せ田舎。8時以降のバスに乗ろうと思ったら、乗る30分前までにバスセンターに予約の電話をする必要があるのです。この予約便はAnruf-Linien-Taxiと呼ばれています。

 

一度このシステムを知らないせいで失敗してしまいました。

夜にバス停で待っても待ってもバスがこない。それでよくよく時刻表を眺めたら、虫か汚れかと思うくらい小さい字で、時刻の横にTの文字。

これは事前の電話予約が必要だという印だったのですね。

 

とはいえドイツ語初心者の私。ドイツ語で電話を掛けるなんてハードルが高すぎると思い、しばらくは夫抜きでの夜遊びは我慢していました。しかし、友達とビールが飲みたいという欲に負け、思い切って予約の電話を掛けることに。

 

 

夜遊び欲のおかげで、生まれて初めてドイツ語で電話を掛けるというハードルを越える勇気を得ることができました。

 

あー緊張した!

 

 

バス停で予約便を待つ間は、私のへなちょこドイツ語で本当に通じたのかどうかとドキドキしましたが、ちゃんと時間通りにタクシー的なものがやってきて、いつもの定期券で最寄りバス停まで帰ることができました。

 

ちなみにこの予約便、予約の人数によって車の大きさが変わるようです。確かにほぼ誰も乗らないのに大きなバスを走らせるのは燃料の無駄というもの。不便ではありますが、効率的でドイツ的なシステムなのかもしれません。

 

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