ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツから帰国して見えてくる日本のいいとこ、悪いとこ

ドイツから帰国して約2ヶ月が経ちました。

ドイツにはたった1年しか滞在していなかったので、帰国しても「逆カルチャーショック」はそんなに感じないのではと思っていたのだけれど、それなりにショックはあるものでした。

 

「ドイツだったら〇〇なのに、なんで日本では…」と思うこともあれば、「やっぱり日本は素晴らしい!」と思うことも。

 

今回は、「日本ってやっぱり素晴らしい!」と思ったことのリストを。

 

1. 日曜日に買い物に行ける

 

ドイツは基本的にスーパーもデパートも日曜日はお休み。日曜の午前中なんて、街はがらーんとしています。「あ!あれを買い忘れた!」と思っても、「月曜日の朝にあれがいるんだった!」と思っても、お店は開いていないのです。日本では日曜日にスーパーに行ったり、買い物に出かけたりできるので、「今日は何も買えない」という状況にならない安心感があります。

 

2. 日曜日や夜遅くにも宅配便や郵便を届けてもらえるし、配達時間指定ができる

 

これが一番「日本すごい!!」と帰国して思ったこと。ネットで買い物をしたら配達日どころか時間まで指定できる。そしてその時間通りに配達してもらえるなんて、なんてありがたい!ドイツだと、1日荷物を待ち構えていたのに結局来なかった…と思ったらポストに不在通知が入ってる(要するにドアベルすら鳴らしていない)なんてことはざらにありました。もちろん日曜は配達はありません。

 

3. 列に並ぶのが上手い

 

電車に乗り込む際に、割り込まれることがほぼない日本。駅のホームにできる列は美しいほど。ドイツはもう、ぐっちゃぐちゃです。まぁ、乗車口がどこにくるかわからない(ドアの位置の表示がホームにはないし、電車の停車位置も結構適当)ので、列が作れないというのはあります。それでも自分の周りで誰が先にそこに立っていたかはわかるもの。日本人だったらそのへんを考慮して譲り合いそうなものですが、ドイツ人はそんなことお構いなしです。

 

 

4. 店員さんの愛想がいい

 

スーパーでもコンビニでもデパートでも八百屋さんでも、みんな笑顔だ!!と軽くショックでした。高級レストランやホテル、観光地は違うのでしょうけれど、基本的にドイツ人の店員さんは無愛想。「私が対応してやってる」とでも言わんばかりの態度です。

 

5. 低価格のものでも品質が良い

 

ドイツに行く前は、100均は質が悪いものと思っていたのですが、帰国して100均に行ったときにはその品質の高さにびっくり。ドイツの100均(1ユーロショップ)なんて、「これ…ゴミ?」みたいなものが並んでいます。

 

ファストファッションにしてもそう。ドイツで9ユーロくらいで買ったTシャツは、1回洗濯したらビロンビロンに伸びました。ユニクロで1000円のTシャツならそうはならないはず。縫い目もまっすぐだし!

 

6. ご飯が美味しいし、種類が豊富

 

ドイツの食事は好きだし、全く不満はなかったのですが、それでもやっぱり日本のご飯は美味しい。そして1軒のお店で食べられるメニューの豊富さといったら!居酒屋で単品をいろいろ頼めるというスタイルはいいなぁと思います。ドイツだとお皿に肉やソーセージがどーーーーん!ザワークラウトもどーーーーん!という感じなので。

 

 

7. 日本語が通じる

 

当たり前なんですが、いちばんほっとするのはこれ。駅のアナウンスも聞き取れるし、マンションの貼り紙もGoogle翻訳を立ち上げなくても読める。ニュースも聞き流しても内容がわかる。「言葉がわからなくてご迷惑をお掛けします」という申し訳ない気持ちを常に携帯しなくて良いというのは、すごく楽なものです。

 

 

と、日本って素晴らしい!と思ったことをリストしましたが、これって日本の悪いところでもあったりするよなとも思うのです。それはまた次回。