ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツで帽子はBoshi?!

寒くなってきたせいか、突然編み物がしたい欲求に取り憑かれています。編み物なんてろくにしたことなかったのに!

 

そういうわけで、ドラッグストアでかぎ針と毛糸を買い、ネットで動画を見ながらチマチマとネックウォーマーやらレッグウォーマーをかぎ針編みで作っています。無心で編み進めていると、瞑想してるような気分になるのが不思議。編み物は精神安定に効果がありそうです。

 

ちなみにドイツではかぎ針編みは「編み物」ではないそう。編み物をするという動詞はstricken、かぎ針編みはhäkeln。つい日本語の感覚でかぎ針編みのことを「編み物」と言ってしまうと、ドイツ人からの訂正が入ります。日本人にとっては糸を編む行為として編み物もかぎ針編みもどちらも同じと捉えることが多い気がしますが、ドイツ人にとっては使う道具が編み棒なのかかぎ針なのかで違う行為だというのが興味深いところです。

 

それはさておき。

 

先日ドイツ人の知り合いに「最近かぎ針編みを始めたよ」と話したところ、「うちの妻もかぎ針でボーシを作ってるよ」との返事が。Boshiって帽子のこと??と聞いてみると、なんでもドイツではMy Boshiと呼ばれるかぎ針編みの毛糸の帽子が数年前から流行っているそう。

 

ちょっと調べてみたところ、My Boshiはドイツ人の編み物男子二人が始めたブランドで、いろいろな色柄の帽子のデザインを提案し、それらを作るための専用毛糸とかぎ針、編み図、My Boshiブランドのどんぐりマークのラベルのセットを売っているようです。このスタイルが手作り好きなドイツ人にヒットして、かなりの売れ行きだとか。ドラッグストアにもMy Boshiの毛糸が売ってあるのを見つけました。

 

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ちなみに、やはりBoshiは日本語の「帽子」からきているみたい。オンラインショップに記載されている帽子のデザインの名前も日本語のものが多く、「ヨコハマ」「ベップ」「ギフ」なんていう名前のものもありました。

 

もう少しかぎ針編みが上達したら、帽子も編んでみようかな!