ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツの屋根裏部屋と不思議な窓

屋根裏部屋、というものに憧れがあります。外国の小説に出てくるそれは、主人公にとっての秘密基地や隠れ家のような場所だったり、冒険が始まるきっかけが見つかる魔法の場所だったり。うちにも屋根裏部屋があればなぁ、なんて子供の頃は思っていたものでした。

 

ドイツでは屋根裏部屋がある建物は一般的で、ホテルやアパートでも最上階は屋根が斜めになった屋根裏部屋スタイルであることが少なくありません。

 

私にとっては憧れの屋根裏部屋ですが、ドイツではあまり人気がないようです。屋根が斜めになっているというのは、大柄のドイツ人にとっては狭苦しく、また家具の配置が限られてしまうことから不便に感じるみたい。そして、クーラーのない夏は暑く、冬は寒くて暖房費が余計にかかるのも屋根裏の欠点。実際にアパートだと屋根裏は他の部屋より家賃がちょっと安いこともあるそうです。

 

そんな屋根裏部屋のあるドイツの建物ですが、屋根裏部屋の部分を外から見るとこうなっていることがあります。

 

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屋根裏部屋の窓部分が「目」みたいじゃないですか?!

 

これは先日たまたま通りかかったワインの街、イプスハイムの市役所です。なんだかたくさんの目に見つめられているようで不気味…。

 

もちろん全ての建物の屋根裏部分がこうなっているわけではないのですが、この目みたいな窓、わりとあちこちで見かけます。この窓のスタイルがドイツで流行った時期があるのでしょうか?