ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

3度目のドイツ旅行にオススメの街〜コーブルク〜

考えてみれば、ドイツには何度も来ているのに未だにノイシュヴァンシュタイン城にもベルリンにも行ったことがない私。

 

もちろん行ってみたいという気持ちはあるのですが、テレビやガイドブック、ネットなどで目にする機会が多いだけに、そのイメージの再確認をしに行くことになる気がするのかも。

 

そういう意味では、ガイドブックにはあまり取り上げられない街に行くのはワクワクするものです。

 

もうベルリンにもミュンヘンにもケルンにもハイデルベルクにも行ったけど、またドイツ旅行に行きたい!という人にオススメなのが、バイエルン州北部にあるCoburg(コーブルク)という街。コーブルクは小さな街なのですが、歴史的にも宗教的にも地理的にも重要な拠点だった街だそうで、それだけに見所がぎゅっと詰まっています。

 

写真で詳細に紹介してしまうと、実際に訪れる楽しみが減ってしまうので、イメージ映像程度にご紹介します。

 

なによりも一番の見所はコーブルク要塞。丘の上にそびえ立つ立派な要塞は街のシンボルです。要塞内部は博物館になっており、武器や美術品のコレクションは見応えがありました。マルチン・ルターも半年間ここに住んでいたそう。

 

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要塞の全体像はあえて載せませんが、これは街の手芸屋さんのウィンドウに飾られていたクロスステッチの要塞。

 

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いかつい感じの要塞の外壁とは裏腹に、要塞内部はメルヘンな雰囲気も。要塞から見渡す景色も見事です。要塞は丘のてっぺんにあり、街から20分程度公園内を歩いて行くこともできますが、駅近くのバスセンターやTheaterplatzという街中のバスセンターから出ている5番のバスでも行くことができます(1.6ユーロ)。私は行きはバス、帰りは徒歩でした。

 

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こんな感じの公園が旧市街から要塞まで続いています。

 

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街の中心にあるマルクト広場はとってもカラフル。コーブルク名物のソーセージスタンドから香ばしい匂いが漂っています。

 

旧市街を囲むように城壁や城門が残っており、中世ヨーロッパの雰囲気を感じることができます。

 

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また、要塞だけでなく、コーブルクの宮殿もなかなか見事です。こちらも雰囲気だけ。

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フランクフルトからは電車だと不便な場所にありますが、ニュルンベルクミュンヘンを拠点にして旅行をする方にはオススメです。レンタカーでの旅行であれば、フランクフルトからもドレスデンからも3時間程度です。

 

初めてのドイツ旅行であれば目的地としてまず選ばれないこの街。2度目の旅行先としては地味かもしれませんが、3度目以降の旅行であればぜひ訪れてほしいと思う街の一つです。