ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツで理想の老後について考える

「将来の夢」を語るには年を取りすぎた、と30歳を過ぎたあたりから思うようになりました。10代のころの将来はキラキラしたものだったけれど、30代の将来には自分の生活、健康、年金、親の介護のことなど現実的なことが立ちはだかるもの。

 

我々の老後は暗いぞ!と思ったりもしていたのですが、最近老後はこんな生活がしたいと夢を持つようになってきました。

 

その理由は、ドイツの語学学校で素敵な大人にたくさん出会ったこと。

 

私が通う語学学校は30代から60代までの割合が多い大人の学校。

世界中から学生ではない大人たちがドイツ語を学びに集まります。おそらく私の学校に大人が多い理由は、短期間でも受講ができること。最低1週間からでも飛び込みの受講が可能ということもあり、バカンスがてら授業を受けていくという人が結構な数います。

 

旅行が趣味というオーストラリア人夫婦や、ドイツに自分たちのルーツを探しに来たブラジルの農場主の夫婦、去年旦那さんを亡くしたばかりで気分転換に来たというタスマニアの女性、退職後趣味だったドイツ語のブラッシュアップにやってきたアメリカ人の男性。みんな50代後半〜60代なのですが、すごくアクティブ。ただ旅行を楽しむだけじゃなくて、勉強をしたいと思えるガッツが羨ましい。

 

老後はまだまだ先だけれど、私も将来彼らのように短期間でもいいから定期的に海外で語学の勉強を続けたいと思うようになりました。理想の老後を過ごすためには健康に気を付けつつ頑張って働かなければ!と改めて思うのでした。