ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツのフィットネスジムで辛いこと

ビールを愛している私にとって、ドイツはある意味天国でもあり地獄でもあるのかも。

 

20本入りケースで買えば、1瓶60セントくらいで美味しい地ビールが買えてしまうので、ついつい手が伸びます。ところがそんな生活を3ヶ月ほど続けていたら、明らかに体型にビールの影響が出てきました。

 

そんなわけで少し前に近所のジム、マクフィットに入会しました。マクフィットはドイツで展開するフィットネススタジオのチェーンなのですが、なんといっても安さが魅力。同じ口座から2人分の費用を引き落とすパートナー割引なら、月額なんと10ユーロです(通常価格は20ユーロ、2人で30ユーロ)。

 

これだけ安いのにジム自体は綺麗で快適。スタッフの数が少ないこと、スタジオレッスンはトレーナーではなくビデオで行うこと、マシーン使用の際に持参のタオルを敷いたり使用後にアルコールスプレーで拭くことを利用者に義務付けて掃除の手間を少なくすることなどで、スタッフにかかる人件費を抑えているのが安さの秘訣のようです。

 

そんな快適なジムですが、辛いことが3つあります。

 

1. メイド・イン・ジャーマニーのマシーンの規格にアジア人体型がフィットしない

 

161センチの私。日本では平均よりちょっと高いかなという身長ですが、女性でも170センチ以上の身長がある人が多いドイツでは明らかに小さいほうです。そして彼らは手足も当然長い。マシーンによっては背の高い人と低い人に合わせて多少調整した状態で並べられているものもあるのですが、どこをどう調整しても私の手足の短さが規格外で使えないというマシーンがいくつかあります。

 

2. マクフィットモデルの視線が痛い

 

これはマクフィットに限ったことなのですが、マクフィットにはマクフィットモデルなる人たちがいるらしく、ムキムキの彼らの特大サイズの写真がジムのいたるところに貼られているわけです。

 

おそらくドイツ人の利用者は、マクフィットモデルの美しい腹筋や引き締まった手足を眺めてモチベーションを上げるのでしょうけれど、それこそ日本人とは人間の規格が違うボディ。私には全然訴えかけてはきません。それどころか写真の視線が痛い。

 

腹筋コーナーなんて、美しすぎる腹筋を見せびらかしながら超特大サイズのドイツ美人がこちらを見下ろしています。できればやめていただきたいところ。

 

 

3. 運動している女性達が美しすぎて、つい見惚れてしまう & 肩身がせまい

 

スポーツ好きな女性が多いドイツ。フィットネススタジオに来ている人たちの多くが引き締まった身体をしています。若者からおばあちゃんまでジムで運動しているのですが、みんな美しい!ガリガリに細いのではなく、しっかりお肉も付いていながら筋肉があるという身体は良いものです。ついつい見惚れてしまってマシーンを動かす手が止まりそう。

 

しかし、そんな彼女達とロッカールームで一緒になると、なんだか肩身がせまいもの。身体の作りが遺伝子レベルで違うのでしょうがないとはわかってはいるものの、鏡のなかのザ・日本人体型な自分の身体を鏡で見るとちょっと悲しくなってしまったり。

 

 

 

そんなこんなで辛いこともあるジムですが、それでも運動するのはいい気分転換。とりあえず、罪悪感なくビールを楽しむためにも続けていこうと思います。