ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツにもシエスタがある?!

ドイツ人は勤勉というイメージがあると思うのですが、仕事中の彼らの集中力をみていると、実際勤勉な人達が多いのだろうなという気がします。

 

そんな彼らは休憩についても大変真面目。
休憩中は集中して休憩をします。

 

例えば、先日語学学校で学費についての質問があり、休み時間に受付に行ったときのこと。受付には2人の職員さんがいて、コーヒーを飲みながら話をしていたのですが、私が質問しようとすると「今休憩中だからあとでね。あなたも休憩中は休憩しなきゃ。ほらほら、コーヒーでも飲んできたら!」と追い返されてしまいました。途中でかかってきた電話も無視でした。

 

また、ドイツの昼休みは1時間半から2時間のところが多いみたい(もちろん職場によって違うと思います)。


私の職場の秘書さんは12時から2時まで昼休みだし、うちの近所の(=田舎)花屋や肉屋などの小さな店や事務所は12:00〜12:30から2時まで閉店。もうまるでシエスタ

 

ドイツの昼休みがこれだけ長いのには、レストランでの食事に時間がかかるというのが1つある気がします。ドイツでは日本のようにパパッと食事をすることはほぼ不可能。着席してから店員さんが注文を取りに来るまでに15分近く待つということも少なくないし、食事が出てくるのもゆっくり。また、会計は基本的にテーブルで行うのですが、食後に会計のために店員さんが来てくれるまでにも時間がかかるのです。日本の職場ではお昼休みは50分間だったのですが、50分でドイツのレストランでランチをするのはほぼ不可能。確かに最低でも90分は欲しいところです。

 

レストランがのんびりしているからドイツの昼休みが長いのか、昼休みがながいからレストランものんびりしているのか。いったいどっちが先なのでしょうね。