ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツの消費税は高いけれど納得できる理由

ドイツの消費税は安くはありません。買い物やレストランでの食事には基本的には19%が消費税としてかかります。

 

通常表示価格は税込みなので、会計時になって初めて値段にショックを受けるということはないのだけれど、 レシートを見ると税金の重みをずっしりと感じます。

 

そんななかで消費税が安いのがスーパーなどで買う食料品。こちらは7%の消費税しかかかりません。

  

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これはある日の私の買い物のレシートなのですが、食べ物の値段の横にはA、一緒に買ったボディソープの値段の横にはBと書かれています。そして、合計額の下の方にAは7%でBが19%であることが明記されています。

 

こうした項目別の消費税率は一見ややこしそうではありますが、人々に選択肢を与えるシステムなのかも。

 

例えば、外食に消費税19%は高すぎると思う人は外食ではなくテイクアウトや自炊をメインにするというオプションがあるし、外食派の人も高い税率はレストランの味や雰囲気を楽しむためのものであり、また自炊する労力の削減分だと捉えることもできると思うのです。

 

納得、という言葉は少し違うかもしれないけれど、少なくとも一律で消費税率15%と言われるよりは良い気がしています。