ドイツでは気軽に「これ食べる?」とは聞けない理由
最近気に入っているこのチーズ。個包装で一口サイズなんてドイツでは珍しい!と思ったら、フランス製でした。小腹が空いた時にちょうど良いおやつになるので、午前中のドイツ語クラスによく持って行ってます。
今朝も語学学校近くのスーパーで一袋購入しました。7個も入っているので、クラスメイトにおすそわけすることも。
(↑ワックスで包まれているチーズを取り出すのもちょっと楽しい)
今週はいつもの先生が休暇を取っているので代理の先生がやってきたのですが、授業の終わりに先生に「チーズ食べますか?」とすすめたところ、「断食中だからいらないわ。」と言われました。
そうでした。今はイスラム教の断食の期間。
先生はドイツで生まれ育った女性なのだけれど、ご両親がトルコからやってきたというトルコ系ドイツ人。ヘッドスカーフは付けていないけれど、それは学校にいる間だけのことかもしれないし、ヘッドスカーフをつけていないイスラム教徒の女性もたくさんいるはず。
私が住む南ドイツの街はカトリック色がかなり強いだけに、あまり意識していませんでした。
イスラム教だけではなくユダヤ教徒も多いし、宗教だけではなくベジタリアンやヴィーガンの人達も多いドイツ。日本では気軽に周りの人に食べ物を勧めていたけれど、これは世界共通の行動ではないんだな、と改めて思ったのでした。