ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツでドタバタの滞在許可証申請

 ドイツに来て約2か月。ようやく長期滞在許可証の申請をしてきました。なんだかすったもんだありましたが、どなたかの役に立てばということで記録しておきます。

 

日本人の場合、ドイツ滞在が3か月以内であれば滞在許可証は必要ありません。3か月以上滞在する場合でも、ドイツに入国後にドイツで滞在許可を申請すればOK(ワーキングホリデーや留学は規定が異なりますので、事前にドイツ大使館のHPなどでしっかり調べてください)。

www.japan.diplo.de

 

私は仕事でドイツに来ていますが、ドイツの会社からお給料をもらうわけではありませんので、日本の勤務先に籍を置いたままドイツに1年滞在するための滞在許可証の申請をする予定でドイツにやってきました。この場合必要な申請書類として以下のものを揃えました:

 

 

1.パスポート

2.パスポートサイズの写真2枚

3.日本の勤務先から発行してもらった在籍証明書(英文)→ドイツに永住する気は無いことの証明

4.日本の勤務先から発行してもらった給与証明書(英文)→ドイツでの生活費は日本の勤務先の給料だけでカバーできるということの証明

5.ドイツの受け入れ機関から発行してもらった招聘状(ドイツ語)→身元の引き受け+ドイツで給料は発生しないことの証明

6.ドイツの住民登録Anmeldungの証明書(住民登録は入国後1週間以内に滞在先の役場で行う必要があります)→現住所の証明

7.ドイツの納税番号(住民登録が終わるとすぐに税務署から送られてきますので、ポストに自分の名前の札を貼っておくのをお忘れなく!)→ 一応念のため

 

 

書類もそろったところで、さぁ、滞在許可申請をするぞ!と外国人局Ausländerbehördeに電話(うちのドイツ人の夫が)。

 

そこで判明したのは、私が行かなければならないのは外国人局ではなく、Landratsamtの外国人担当のオフィスだということ。

 

私が住んでいるのはある市の郊外の町なのですが、市内に住んでいる人はAusländerbehördeの管轄で、郊外(エリアとしてはこの市と同じ扱い)の人たちは全てLandratsamtの管轄だということでした。

 

申請場所は滞在先の市や町によって違うと思うので、要確認です!

 

改めてLandratsamtの外国人関連の担当者につないでもらい、駐在のような形で1年滞在する許可の申請をしたいと伝えたところ、

 

「ドイツ人と結婚してるなら、配偶者の滞在許可証のほうが簡単ですよ」

 

と一方的に担当者から言われてしまいました。

 

私の予習によると、配偶者として滞在許可の申請をすると、最初のうちは偽装結婚でない証明のために何度か更新が必要だし、語学力やドイツの歴史やら文化を学ぶクラスの受講が必要だったりとかなり面倒くさそう。

 

夫に頼んで配偶者申請をするつもりはないことを伝えてもらったのですが、それでも配偶者としての申請をしたほうがいいと押し切られ、翌々日には申請書のフォームが送られてきました。さすがドイツの役人、一度口にしたことは取り下げないとは聞いていたけれど、本当でしたか。

 

配偶者としての滞在許可申請に必要といわれたものは以下のとおり:

 

 

1.パスポート

2.パスポートサイズの写真2枚

3.記入済みの申請書

4.語学力かドイツ語学習の意志を証明するもの(私は語学力はないので、語学学校の学費の証明書を提出)

5.申請料100ユーロ

6.結婚証明書(ドイツで発行されたもの)

7.

 

 

そんなこんなで配偶者としての申請をすることになったものの、なにせ小さなわが町。Landratsamtの外国人関係担当者が一人しかいないために予約を取るのに一苦労。本人が不在だったり、今忙しいから来週電話しろといわれたりでなかなかつながりません。しかし、その人が6月には3週間の休暇を取るからその間は申請ができないということだったので、なんとかすべりこみで予約を入れてもらいました。

 

面談の時間、朝の8時。早い。

 

滞在許可証申請の面接だし、電話で話した限り頑固そうな担当者だし、当日はちょっときちんとした格好をしていったほうが良いだろうか…などと夫と話をしていたのですが、当日オフィスに着いたら…

 

 

ドレッドヘアに短パンTシャツのレゲエなおじさんが出てきた。

 

 

 

担当者、この人でしたか。

 

なんとなく拍子抜け。

 

 

 

ちなみに、申請のプロセスはこんなかんじでした↓

 

1.書類の確認とコピー

2.両手の人差し指の指紋のスキャン

3.滞在許可証カード(写真付き)の申請書にサイン

4.申請料の支払い(オフィスの外の自販機で支払い、自分の名前が書かれたレシートを受け取り、再びオフィスに戻る)

5.これは偽装結婚ではないという証明書に夫と私のそれぞれがサイン

6.滞在許可の申請中であるという証明書のようなものを受け取る(7月いっぱいまでは滞在許可証が手元になくてもドイツに合法的に滞在できると書かれている)

7.後日滞在許可証のカードができあがったという手紙がベルリン?の外国人局から届くので、それをもってカードの受け取りにオフィスに来るよう言われる(要予約、夫の同伴は不要)

 

こんな感じで20分ほどで終了しました。

 

おそらく州や町によっても違うと思うのですが、滞在許可証の申請は思ったよりスムーズにいったので安心しました。滞在先の場所によっては予約をしていても長時間待たされたり、担当者が変わると必要書類が増えたりと大変なこともあるみたい。

 

 

ドレッドおじさん曰く、「日本人はほぼ問題ないよー」とのことでしたので、あとは無事に滞在許可証が発行されることを祈るのみです。

 

f:id:doitsunotobira:20170604052156j:image

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ
にほんブログ村