ドイツの電車事情
ドイツの電車は遅れる。そのことを知ってはいるのにしょっちゅう忘れてしまいます。
なんとなくドイツの電車は時間に正確だろうという印象を持っているのは、きっと私だけではないはず。几帳面なドイツ人が運行する電車なのだから、と。
もしかしたらドイツであるということは関係なく、電車は時間通りに来るものだと多くの日本人の脳にしっかりと刻み込まれてしまっているのかもしれません。
例えば、A地点からB地点に行くための電車が遅れるということは想像ができるので、一本早めの電車に乗ろう、と考えることはよくあります。でもC地点で乗り継いでA地点からB地点に行くという場合に、A地点からの電車が遅れてC地点で乗り換えるはずの電車に乗れなかったり、C地点からの電車が遅れたためにB地点への到着が大幅に遅れたりすることがあるのをうっかり計算に入れ忘れてしまうのです。
私は電車に乗るときにはDB(ドイツ鉄道)の乗り継ぎ案内のアプリを使っているのですが、最短時間の乗り継ぎルートが表示されるがために、かえって乗り換えに失敗しやすくなる気がします。
10分ごとに電車が来るような都会ならまだしも、私が住んでいる場所では電車が来るのは1時間に1本(通勤にはバスを使っています)。乗り継ぎを逃したら、目的地にいったいいつ到着できるのかわかりません。
遅延があると一応プラットフォームにはアナウンスが流れるのですが、ものすごく聞き取りにくいうえに、5分以内の遅れはアナウンスもないことが多いです。しかし、待ってる人たちも気にする様子はなし。10分くらいの遅れは遅れと認識していないのではないかと最近気づきました。
電車は遅れるものだということが身体に染み付くのにはどのくらいかかるでしょうか。
ちなみにこれは切符の販売機↑
操作がやたらと面倒で切符を買うのに手こずることも。よく故障しているのも見かけるし、20ユーロ以上の紙幣は使えないなど、不便なことが多いです。