ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツのハエ対策をアップデート

もうすっかり夏は終わった感のある南ドイツ。ビアガーデンに行くにも厚手の上着が必要になってきました。8月までは毎日昼から夜まで営業していたビアガーデンも、これからは少しずつ営業時間や営業日数が短くなっていくそうです。ちょっと寂しい。 秋の訪れ…

ドイツにギリシャ料理店がない町は存在するのか

ドイツのどんな田舎にもほぼ必ずと言っていいほど存在するもの、それはギリシャ料理のレストラン。 日本人にはあまり馴染みがないギリシャ料理ですが、ドイツでは定番。ギリシャ神話の神様の名前か島の名前がついたレストランが本当にあちこちにあります。 …

ドイツの9月はスモモの季節

ドイツの果物の旬を知るには、パン屋さんに行くのがおすすめ。必ず旬の果物を使ったケーキが売ってあります。 今はZwetschgeツヴェチュケと呼ばれる西洋スモモが旬。甘酸っぱいスモモをたっぷり使ったケーキは甘過ぎず、数あるフルーツケーキのなかでもお気…

ドイツの地味な世界遺産を訪ねてみた

ずっと欲しいなと思っているのが世界遺産の写真集。もう何年も前に旅好きの友人の家で見せてもらったのですが、眺めているだけでも旅欲が高まってワクワクします。 ドイツには約40の世界遺産があるようですが、やはり一番有名なのはケルンの大聖堂でしょうか…

ドイツの子供番組はあなどれない

「このCDを聞き流すだけで英語がペラペラに!」というようなキャッチフレーズの英語教材がありますが、本当の意味で「聞き流す」ことができるのは既にかなりの上級者であり、また上級者であっても「聞き流す」ことは語学レベルの現状維持にはなっても上達に…

ドイツで『風雲たけし城』が人気な理由

「日本といえば、Takeshi's Castleだよね!」 在独日本人なら一度はドイツ人に言われたことがあるフレーズだと思います。 1980年代に人気があったバラエティ番組、『風雲たけし城』は、なんとドイツでは未だに大人気。2017年にもなってまだ再放送があってい…

ドイツの胡蝶蘭はお買い得?!

ドイツの街歩きが楽しい理由の一つは、ドイツの家の窓辺が美しいこと。窓の外にお花のプランターを飾っている家も多いし、窓辺に花の鉢植えやリースなどを飾っている家も多いです。どちらも家の住人が楽しむためというよりも、家の前を通る人のための飾りと…

ドイツで毎日必ず持ち歩いているもの

ヨーロッパはどこも同じだと思うのですが、ドイツもトイレ事情が日本と比べて大変よろしくない。まずトイレの絶対数が少ないし、綺麗とは呼べないトイレの方が圧倒的に多いし、駅やデパートでさえトイレは有料のことがほとんどです。 そういうわけで、毎日必…

ドイツのドアを愛でる旅 第2弾

いいドアが多い街に行くとテンションが上がります。コーブルクはいいドア率がかなり高め。ドア収集に適した日曜日に一人で行ったので、心置きなくドアの写真を撮りまくりました。 マニアックですが、きっとどこかにいるドア好きの方のために少しだけご紹介。…

3度目のドイツ旅行にオススメの街〜コーブルク〜

考えてみれば、ドイツには何度も来ているのに未だにノイシュヴァンシュタイン城にもベルリンにも行ったことがない私。 もちろん行ってみたいという気持ちはあるのですが、テレビやガイドブック、ネットなどで目にする機会が多いだけに、そのイメージの再確認…

ドイツで外食をする際に私が気を付けていること

和顔で薄い顔の私。ドイツに来てからは顔だけではなく自分の存在感すら薄くなっている気がします。 存在感が薄くて困るのが、ドイツの飲食店でひとりでご飯を食べるとき。 ドイツの飲食店のサービスは日本と比べると恐ろしくゆっくりです。席に着いてからウ…

ドイツの1人ご飯が寂しくない理由

美味しいものは誰かと一緒の方がより美味しい、とは思っているのですが、ひとりご飯が避けられないこともあります。 ひとりご飯は気楽でいいとも思うけれど、食事が運ばれてくるまで手持ち無沙汰だったり、美味しいねという相手がいなかったりというのがちょ…

ドイツにパルテノン神殿!?

南ドイツの街にはオレンジ色の屋根のカラフルな建物が多く、「暖色」のイメージがあります。東ドイツは白や灰色の建物が多く、「寒色」のイメージ。 先日訪れた南ドイツの古都、レーゲンスブルクも思った通り「暖色」の街だったのですが、なんだか街のイメー…

ドイツの選挙ポスター

9月の連邦議会選挙が近くなり、いよいよ田舎町でもあちこちに選挙ポスターが貼られるようになってきました。 私の住む街のバス通りには黒板くらいの大きさの広告板(というのでしょうか?)が2枚あり、普段は近隣の街のイベントやお祭りのお知らせやビールの…

ドイツ最古の〇〇に出会う旅〜レーゲンスブルク〜

ドナウ河、という響きはなんだかロマンチックだと思うのは私だけでしょうか。これといった理由は思い浮かばないのですが、ライン川やマイン川にはない何かをドナウは持っているような気がします。 レーゲンスブルクはドナウ河沿いの古都。ずっと行ってみたか…

ドイツ旅行の際には祝日のシステムに注意!

ドイツには国民の祝日的な祝日にプラスして、州や地域ごとの祝日が存在します。その多くがカトリック関連の祝日のため、カトリック教徒の多い地域のほうが、プロテスタントが多い地域より休みが多いということになります。 ちなみに今週の火曜日もカトリック…

ドイツ人にとって誕生日はストレスフル?!

30代半ばを過ぎたので、誕生日なんて特別でもなんでもないわ、という顔をするけれど、実は今でもウキウキします。しかし、ドイツ人の大人にとって誕生日はウキウキどころかストレスフルな行事ともいえるみたい。 まず、自分の誕生日には職場にケーキを持参す…

ドイツのハエは汚くないの?!

今の季節、ドイツにはハエと蜂がやたら多いです。先日パン屋に行ったところ、ショーケースのなかは蜂の巣箱かというくらい蜂が飛び回っていて驚きました。果物系のタルトなんかの匂いに惹かれて集まってしまうみたいです。菓子パンもびっしり蜂がたかってい…

ドイツで最高のチャーシューに出会う

私の住む街はかなりカトリック教色が強い街なのですが、夏にはいくつもの教会がそれぞれにお祭りを行います。地域によって呼び名が異なるようですが、私の住む地域ではKirchweih キルヒヴァイ、もしくはケーヴァと呼ばれることが多いようです。キルヒヴァイ…

ドイツ人にとっての懐かしの駄菓子

ドイツで売られている商品のパッケージデザインは決してお洒落ではないのだけれど、くすっと笑ってしまうような可愛いものが多いです。ダサ可愛いとはまさにこのことかとよく思います。 先日夫が「すごく懐かしいお菓子を見つけた!」といってお菓子の袋を抱…

ドイツのヘアスタイリング剤事情

太い、硬い、多い、くせ毛という髪の毛の四重苦を抱えてこれまで生きてきましたが、ドイツという国はここに乾燥と硬水によるダメージをプラスしてくれました。もうボロボロでお手上げ状態。 日本にいる頃は、あごの長さのボブをこまめに美容院で切ってもらう…

ドイツ人にとって合理的なフォークの位置とは

ドイツでの日常のあれこれにも随分慣れてきたと思うのですが、いまだに慣れないというか毎回真面目に驚いてしまうのが、カフェやレストランでケーキをオーダーしたときのフォークの位置。 日本だとケーキと一緒にお皿に乗って出てくるか、お皿の横にナプキン…

ドイツソーセージの定義とは?

ほぼ毎週土曜日の朝には近所の肉屋に買い物に出かけます。どちらも午後にはお店を閉めてしまうので、10時前には行かないとお目当てのものは売り切れてしまいます。 今週は夫が買い物をしてきてくれました。買ってきたものの一部がこちら↓ 未だに慣れないのが…

ドイツでアイスコーヒーを注文するとどうなるか

コーヒーはホット派なので、普段ほとんどアイスコーヒーを飲むことはないのですが、蒸し暑い日のアイスコーヒーは美味しいもの。氷が溶けてちょっと薄くなってしまうのも、なんとなく夏の味として許せてしまうのが不思議です。 しかし、日本人が思い浮かべる…

ドイツから小旅行〜アムステルダム〜気になったもの編

アムステルダムは運河も美術館も素晴らしかったのですが、私が何よりも気になったのがこれ。 アムステルダムだけなのかオランダではどこもそうなのかわかりませんが、レストランではフォーク、ナイフ、ナプキンがこういった小さな袋に入って出てくるのです。…

ドイツから小旅行〜アムステルダム〜グルメ編

美味しいオランダビールを求めて訪れたアムステルダム。食べ物は正直なところ期待していなかったのですが、ビールのお供に最高だと思ったのがこれ。 ビターバレンというオランダ版コロッケのようなもの。濃厚なクリームコロッケの中身が牛肉といえばわかりや…

ドイツから小旅行〜アムステルダム〜お酒編

パスポートに押される入国/出国のスタンプは海外旅行の楽しみの1つだと思うのですが、EU内の移動の際にはそれがないのがちょっと残念。とはいえ、国内旅行の感覚で外国に行けるというのは良いものです。 先週末はドイツからアムステルダムに行って来ました…

ドイツでおすすめのハーブティー

ハーブティーというと何となくお洒落な響きですが、ここドイツではハーブティーは薬扱いのことが多いようです。薬局に行くと、通常の薬だけではなく乾燥させたハーブの束や刻んだハーブが積まれていることがあり、ハーブが薬としてドイツ人の生活に根付いて…

ドイツで理想の老後について考える

「将来の夢」を語るには年を取りすぎた、と30歳を過ぎたあたりから思うようになりました。10代のころの将来はキラキラしたものだったけれど、30代の将来には自分の生活、健康、年金、親の介護のことなど現実的なことが立ちはだかるもの。 我々の老後は…

ドイツでバスの乗車マナーについて考える

混みあった朝の通勤バス。空いた席に荷物を置いて涼しい顔をしている人がいたらムッとしますよね。私はします。もしくは二つ並んだ座席の場合、窓際の座席をあけたままで通路側に座っている人がいたら、「詰めて座れば他の人が座りやすいのに」と思いますよ…