ドイツの扉

ドイツの扉

1年間限定のドイツ生活。わからないことだらけだけど、ドイツの扉をたたいてみます。 → 2018年3月末に帰国しました。ちょくちょくドイツには行くので、引き続きドイツのことや日独異文化について書いていきます。

ドイツ人が選ぶバックパックとは

先日「ハイキング」の言葉にだまされてアルプスまで山登りに行って来ました。

 

登山はドイツ人に人気のアクティビティらしく、場違いなほどに軽装の私とは裏腹に、子供からお年寄りまでトレッキングウェア姿が様になっています。

 

ファッションの流行にはお金を使わないドイツ人ですが、トレッキングウェアやブーツ、登山用のギアは安物ではなく長く使えるものを買いたいと考える人が多いみたい。

 

そんなドイツ人ハイカーたちを眺めていて気付いたのが、deuter(ドイター)のバックパック率の高さ。

 

私は普段バックパックを使わないし登山もしないので知らなかったのですが、deuterはアウトドア用のバックパックで有名なドイツの会社なのだそう。

 

若い人も元気なシニアもみんな色とりどりのdeuterのバックパック。機能性も耐久性も高い割には値段も手頃ということで、ドイツ人には人気なようです。

 

日本とドイツのAmazonを覗いてみましたが、どちらもdeuterのバックパックは高評価のようです。

 

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こうして並べてみると、たまたまかもしれませんがドイツのサイトのほうがカラフルなバックパックが多い感じ。確かにドイツ人は普段の服は黒やネイビーの地味なものが多いですが、ウィンドブレーカーや登山用のバックパックはカラフルなものを好んでいる気がします。

 

 

 

ドイツ人に一歩近づいた瞬間

ドイツに来てしみじみと感じるのが、ここにいるとファッションの流行というものが一切わからないということ。

 

日本では街をちょっと歩くだけで、何色が流行っているのか、どんな靴が流行っているのか、どんな服が流行っているのか、どんなバッグをみんなが持っているのかというのがすぐにわかります。でもドイツでは(都会は違うかもしれませんが)トレンドが全くわかりません。

 

中高生くらいの女の子はかろうじてH&Mなどでトレンドをおさえている感じはありますが、20代後半以降から50代くらいの女性はとにかく地味でシンプル!私も人のことは言えないけれど、見渡す限り黒、グレー、ネイビー、カーキです。

 

なによりもドイツでトレンドをわかりにくくしているのが、ドイツ人所有率100%だとおもわれる「ウィンドブレーカー」の存在。スポーツメーカーが作っているような原色でシャリシャリしたあれです。

 

確かにドイツの天気は変わりやすく、急に寒くなったり雨が降ることもあるので、軽くて機能的なウィンドブレーカーは便利。とはいえ、どんなにお洒落をしていても、ちょっと風が吹いたらウィンドブレーカー。珍しくハイヒール履いてる人がいるなと思ってもウィンドブレーカー。小雨が降れば、見渡す限りウィンドブレーカー。トレンドもなにもあったものではありません。


でも実は、ついに私もウィンドブレーカーデビューしてしまいました。

 

傘をさすほどでもないけど濡れたくないなと思うような雨の日にはすごく便利。小さくたためるし、軽いし、風除けにもなります。ドイツの秋には必需品だというのも頷けます。

 

可愛さよりも機能性。ドイツ人に一歩近づいたと思った買い物でした。

 

 

ドイツのテーブルマナーに苦戦する

日本人から「お箸上手ですね」と言われるのがイラっとするという外国人は実は少なくないみたい。

 

改めて考えてみると、お箸を使いこなすのが難しいと思っているのは、私たちがまだ不器用な子供の頃にお箸の使い方を学んだからというのが大きい気がします。お箸ネイティヴの私には知る由もないけれど、大人になってお箸の使い方を習ったら、意外とすんなり使えるものなのかもしれません。

 

確かに私もヨーロッパの人から「日本人なのにフォークで食べるの上手いですね」と言われたらちょっと複雑な気分になりそう。


それはさておき、フォークもナイフもそれなりに使いこなしているつもりだった私がドイツで苦労していることがあります。それは、フォークを右手で持たないということ。

 

もちろんステーキを食べるときなんかにはフォークは左、ナイフは右手にもって食べますが、日本でサラダを食べるときにはフォークは右手にもって食べていました。でもどうやらドイツではフォークを右手に持ちかえるということはしないみたいです。

 

肉を食べるときのようにフォークを裏返した状態で左手で使うのは難しくないのに、なぜか表に向けて左手で使うのは難しいと思うのは私だけでしょうか。だいぶ慣れてはきましたが、まだちょっと左手がぷるぷるします。

 

ちなみに、これはドイツの全国的なルールなのかうちの夫の実家だけなのかは調査していないのですが、「ジャガイモ料理を食べるときにはナイフを使ってはならない」というルールがあります。

 

茹でた丸ごとのジャガイモも、ポテトサラダも、ジャガイモでできたお団子も、ナイフで切ってはいけないそうです。でもこれが結構難しい。左手のフォークで切って、そのまま口に運ぶという単純なことなのですが、フォークを右手で持ちたくてイライラします。ああ、いっそお箸で食べたい!

ドイツ人の「ハイキング」の誘いに騙される

またやってしまいました。「ちょっとしたハイキング」に行こうと誘われてついて行ったのに、オーストリアでアルプス登山しました。

 

ドイツ人にとっての「ハイキング」と日本人にとっての「ハイキング」は別物だということを、いい加減学ばなければなりません。

 

みんなトレッキングブーツ履いているのに、おもいっきり軽装でスニーカーの私。ケーブルカーで上まで登ってビール飲んで帰るんだと思ってたのに!!ケーブルカーには乗ったけど、結局そこから登山が始まるなんて聞いてないよ!!

 

 

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さすがにスニーカーでは頂上までは行けず、途中でリタイヤしてベンチで景色を眺めていました。

ドイツ土産におすすめのお菓子

海外旅行の楽しみの一つは現地のスーパー巡り。フランスやイタリアであればお洒落な服や靴、バッグや化粧品を見て回るのも楽しいと思うのですが、お洒落とは程遠いドイツではデパートよりも断然スーパーでの買い物の方が面白いと思っています。

 

ドイツのスーパーで買えるお菓子で気に入っているのがこちら↓

 

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hanutaとKinderのbueno。どちらもFerreroというイタリアの会社の商品です(ドイツの国民的お菓子メーカーKinderもFerreroの一部だと初めて知りました!)。ハヌタはウェハースにチョコとヘーゼルナッツのクランチをサンドしたもの。ブエノはチョコの中にヘーゼルナッツクリームが入ったもの。

 

Ferreroといえば有名なのがヌテラヌテラもヘーゼルナッツとチョコのペーストなので、この会社はヘーゼルナッツとチョコの組み合わせが得意なのかもしれません。

 

日本にいるころは特に意識したことがなかったヘーゼルナッツですが、こちらではよく見かけます。こういったお菓子にも使われているし、アイスクリームもあれば、リキュールやコーヒーのフレーバーとしてもお馴染みのよう。

 

ドイツではヘーゼルナッツの木をあちこちで見かけるので(少なくとも田舎では)、ドイツ人にとってはかなり身近な食べ物なようです。

 

 

 

 

 

 

 

ドイツのハエ対策をアップデート

もうすっかり夏は終わった感のある南ドイツ。ビアガーデンに行くにも厚手の上着が必要になってきました。8月までは毎日昼から夜まで営業していたビアガーデンも、これからは少しずつ営業時間や営業日数が短くなっていくそうです。ちょっと寂しい。

 

秋の訪れとともに少なくなるのがハエの数。夏の暑い間はずいぶんハエに悩まされました。家の中に入ってくるコバエ対策として、果物の切れ端と洗剤を水に入れておいているとブログで書いたのは7月の終わりのこと。

doitsunotobira.hatenablog.com

 

果物でもそれなりにコバエは退治できるのですが、先日義理の兄に教えてもらったコバエトラップがものすごく効果を発揮してくれました。

 

そのトラップの材料とは、リンゴ酢+砂糖+洗剤(1,2滴) です。

 

これらを入れた容器をキッチンに置いておくと、近くに置いている果物そっちのけでこのトラップにコバエが集まってきます。

 

リンゴ酢の匂いが若干きついという欠点はありますが、果物バージョンよりも準備や処理が楽なのでおすすめです。

 

 

ドイツにギリシャ料理店がない町は存在するのか

ドイツのどんな田舎にもほぼ必ずと言っていいほど存在するもの、それはギリシャ料理のレストラン。

 

日本人にはあまり馴染みがないギリシャ料理ですが、ドイツでは定番。ギリシャ神話の神様の名前か島の名前がついたレストランが本当にあちこちにあります。

 

私の住む田舎町にももちろんあるギリシャ料理のレストラン。人気のお店らしく平日でもお客さんで賑わっていて、仕事帰りに通りがかるといつも肉が焼けるいい匂いが漂っています。

 

私のお気に入りのギリシャ料理は葡萄の葉っぱで米と野菜を包んで煮た前菜。葉っぱごといただきます。ドルマとかドルマデスとかいう名前のようです。ハーブとオリーブオイルの香りと、レモンの酸味がさっぱりしていて日本人好みだと思います。